長岡一夫 と 展技グループ 漆のしごと展

長岡一夫 と 展技グループ 漆のしごと展 閉会御礼。

次回、乞うご期待!

─ 摺り漆・乾漆・螺鈿 ─

 

※作品は画像をクリックして拡大詳細写真をご覧下さい。

会期:2008年1月7日(月)~12日(土) 11:00am~6:00pm ※最終日5:00閉会
◆◇◆ 杉、松、桧の板目の美しさを板膳として拭きあげたものを中心に竹筒、乾漆等の作品が並びました。 ◆◇◆
「漆のしごと」が閉幕しました。 長岡一夫さんと長岡さん率いる職人集団「展技グループ」の木と漆の作品展です。
長岡さんの始まりは百貨店宣伝部でのポスター書き。半世紀も前の話です。
このときのレタリング経験が、 今回の作品展の特徴である「文字」につながるとは御本人自身、思いもよらなかったことでしょう。
爾来、ウィンドウ装飾・商品展示用小物の製作・売場改装・飲食店等の内装工事・美術館 博物館の展示にかかわって50年。
その間、木工芸の分野にも関心を高め、10年程前からはご自身で漆の仕事を手掛けるようになりました。
木地は主に展技グループのメンバーがこしらえて、漆塗りと加飾は長岡さんが一手に引き受けるという仕組み。
リタイアした大工さんから家具職人まで、5人の多彩な人材を抱える長岡さんと展技グループならばこそ出来る、 バラエティー豊かな作品の数々です。
家具・板膳・鉢・盆・椀・木皿など、これまでの仕事の集約を興味深くご覧頂くことが出来ます。
さて長岡さんの仕事の特徴は器に「文字」を書くこと。 まず木地に直接、墨で文字を手書きします。
レタリングの技術が活きるのが正にこのとき。
その上から生漆を摺り込んでは、拭き取ることを何度も繰り返し、器を仕上げるといった手順。 摺り漆(拭き漆)という技法です。
文字は主に漢字。般若心経や中国の古典である菜根譚、良寛和尚の文などを写しています。
「漆のしごと」では漆芸技法として、摺り漆以外にも「螺鈿」「乾漆」がみられます。
乾漆は奈良時代の仏像などによく使われた技法で木を使わずに麻布を器胎とします。
軽くて丈夫なこと、そして自由な造形が可能であることが特徴です。
漆芸の幅広さを体感出来る作品展となりました。
次回開催は再来年を予定。どうぞお楽しみに!