てん技グループ 長岡一夫 「漆のしごと」展

てん技グループ 長岡一夫 「漆のしごと」展 閉会。次回、乞うご期待!

─  摺うるし・乾漆・螺鈿 ─

 

最新更新日時:2010年01月16日 土曜日 午後 7:38:13
会期:2010年1月11日(祝)~16日(土) 11:00am~7:00pm ※最終日は5時まで
◆◇◆ 孟宗竹の一節を加工してキャニスターとした竹壺を中心に、乾漆椀、木皿などが並びました。 ◆◇◆
長岡一夫さんと長岡さん率いる職人集団「てん技グループ」の木と漆の作品展が閉幕しました。
木地は主に、てん技グループのメンバーがこしらえて、 漆塗りと加飾は長岡さんが一手に引き受けるという仕組み。
リタイアした大工さんから家具職人まで多彩な人材を抱える長岡さんとてん技グループならばこそ出来る、 バラエティー豊かな作品の数々です。
板膳・鉢・盆・椀・木皿など、これまでの仕事の集約を興味深くご覧頂くことが出来ました。
また今回は、孟宗竹の一節を蓋物に加工した『竹壺』を多数出品。
自然のままの大きさ・形を活かしたキャニスター状の保存容器です。
そして、もう一つの目玉は乾漆椀。 乾漆とは麻布を漆で張り重ねたり、 漆と木粉や砥の粉を練り合わせたペースト状のものを盛り上げて形をつくる方法で、 日本では奈良時代、仏像制作に多用された漆工芸の技法です。
長岡さんは高価な漆を大量に用いるうえ、 制作にも大変手間の掛かるこの『乾漆』に挑み、数点のお椀を完成させました。
利点は芯が布のため割れないことと、時間の経過と共に漆が強度を増していくことです。
それは唐招提寺に鑑真和上の乾漆像が今もなお、現存していることからも自明の理ですね。
ご飯にもお茶にも使える器です。
漆芸の幅広さを体感出来る作品展となりました。
 昨年の記事ですが店主ブログ『モノもの応援帳』にて『漆のしごと』を御紹介中。
どうぞのぞいてみてください。