クレイアート三人展

クレイアート三人展 閉会御礼。次回、乞うご期待!

─ 柴田桂子・千々岩久美子・千々岩由佳子 ─

 

最新更新日時:2010年09月05日 日曜日 午後 5:11:32
会期:2010年9月2日(木)~4日(土)11:00a.m.~7:00p.m. ※最終日5時まで
◇◆◇ 三者三様の作品が、クレイアートの世界へと皆様を御案内する、創作人形とクレイフラワーの作品展です。 ◇◆◇
千々岩久美子さんと千々岩由佳子さんの母娘と、 柴田桂子さんの三人による「クレイアート三人展」が閉幕しました。
衣裳を着せた人形と花々の作品展です。
素材はすべて粘土。 人形の肌はまるでビスク・ドール(ジュモウに代表される磁器製人形)とも思えるほどのきめ細かさですが、 窯で焼いたものではありません。
ただ、使う粘土の種類はしっとりとした綿菓子の様な軽量粘土や透明感・透過性のある樹脂粘土など、 作るものにより、また使う手法により様々です。
千々岩久美子さんは、これまでのあいだ、様々な師をおとなうことを続け、 多くのことを学んでこられましたが、現在は彫刻に関心を引かれています。
人形制作の中で感じている多くのことを、 『彫刻』という芸術性と結び付けることで、新たな創作表現を見いだそうとしているのです。
最初の設計図書きから衣裳作りまで、すべてを始めから終わりまで手掛けるなかで、 人形の造形性を大事にする姿勢は、創作人形の世界にあらたな魅力ある切り口をもたらしてくれることでしょう。
また千々岩さん母娘はクレイフラワーも制作しています。
飯田美雪さんの教室にも通われた千々岩さんですが、型紙を使うアートフラワーとは違って、 クレイフラワーは花芯からして手づくりなので、花のふくらみを作り出すにも多くのテクニックが必要とのこと。
確かな技術に支えられた繊細な感性と情感溢れる表現が見事です。
さて千々岩さんとは、同じ教室で勉強された柴田さんの作品は日本の叙情的な美しさを表現した創作人形です。
手掛ける多くは市松人形。 市松人形の由来は江戸時代に爆発的な人気を博した歌舞伎役者「佐野川市松」の若衆姿を再現した人形ですが、 江戸から昭和の初期にかけて盛んに作られてきました。
衣裳は古いちりめん等を着せて、自由に着せ替え出来るのが特徴の日本の伝統的な人形です。
市松人形の着物はちりめんで作られます。
ちりめんは細やかな「しぼ」のある優しく美しい絹織物で、 300年ほど前の江戸時代から現代に至るまで日本の着物の材料として愛好されてきました。
柴田さんは市松人形の着物を江戸ちりめんや明治大正時代の古布のちりめんを利用して縫い上げます。
当時を偲んで身に纏う物にこだわる市松人形には、見る人の心を癒すぬくもりがあります。
みなさん、当ギャラりー初のお目見えです。新鮮な驚きに満ちた会場となりました。
次回展も平成24年3月22日(木)~24日(土)に早々と決定!どうぞお楽しみに。