会津無一窯 うつわ展

□2025/10/8(水)~10/16(木)<12日・13日休廊>
11:00~18:00 

──── 暮らしに寄り添う白磁の時間 ─────
ぎゃらりー小川では「会津無一窯 うつわ展」を開催しております。
雪深い会津の地で、白磁・染付・色絵など、日々の暮らしにそっと寄り添う器を作り続ける鈴木幹雄・孫枝ご夫妻。
本展では、夫婦合作による器の世界を、静かに、そして豊かにご紹介いたします。

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 無一窯 — 無一物の境地から生まれる器
「無一窯」の名は、禅語「無一物」に由来します。
白磁の器に絵を施すには、一切の煩悩を離れた境地が理想である——そんな思いから名付けられました。
幹雄さんが器胎をつくり、孫枝さんが絵付けを担当する夫婦分業のものづくり。
ぽってりとした温もりある白磁に、孫枝さんの自由で元気な筆が踊ります。

鈴木幹雄 — 写真から陶へ、会津に根ざす作陶の道
福島県三春町生まれ。通信社で写真記者として活躍し、沖縄取材中に壺屋焼に魅せられ、読谷村へ。
そこで民芸陶芸家・濱田庄司との出会いを経て、陶芸の道へ進みます。
会津本郷焼の小松保男氏に師事し、昭和60年に北会津で独立。
以来、会津の土と風土に寄り添いながら、白磁三昧の器づくりを続けています。

鈴木孫枝 — 与那国島の風をまとった絵付けの世界
沖縄県与那国島生まれ。那覇工業高校デザイン科卒業後、幹雄さんとともに陶芸の道へ。
絵付けを担当する孫枝さんの筆は、山野草、洋花、観葉植物、果物、野菜、
さらにはウニやホッキ貝まで、実に多彩なモティーフを描き出します。
その自由な感性と力強い筆致は、器に命を吹き込み、使い手との出会いを紡ぎます。

展覧会について
本展では、飯碗・湯呑・鉢・皿など、日常に寄り添う器を中心に展示・販売しております。
風土と手仕事が織りなす時間を、どうぞゆっくりとお楽しみください。