松羽陶房 宇田川雅章 作陶展

松羽陶房 宇田川雅章 作陶展 次回、乞うご期待!  
─ 切り込みと粉引の器 ─
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※作品は画像をクリックして拡大詳細写真をご覧下さい。
会期:2009年10月12日(月)~17日(土) 11:30am~7:00pm ※最終日は5:00まで
◇◆◇ 玄人をも、うならせる超絶技巧『切り込み』と、素朴で温かい『粉引』の器の力作揃いです。 ◇◆◇  
宇田川雅章作陶展が閉幕しました。 宇田川さんは東京生まれ。駒澤大学経済学部を卒業して、笠間にて修業。 1981年に都内にて独立され、数々の公募展・陶芸展に入選・入賞を重ねる実力派です。
メインはご自分が考案された超絶技巧『切り込み』の器。力作が揃いました。 また今回は『粉引』の器を多数制作。
『粉引(こひき又は、こびき)』とは、鉄分の多い土を白土で覆い、釉薬を施して本焼きをする陶器のこと。
由来は「粉を引いた(吹いた)ように白い」と言われたことからですが、李氏朝鮮よりの伝来以降、 長い陶芸史のなか、日本では主に酒器や茶碗で高い評価を得ている名品が生まれています。
魅力はその柔らかい白色にありますが、本来の魅力を引き出すのは使い手ともいえます。
ちょうどデニム素材の衣服や木製の小物のように使い込んでこそ出てくる風合いがあるのです。
使い手の方々の生活に、それぞれの日常があり、 毎日の過ごし方、暮らしぶりによって器に写し取られる景色はきっと少しずつ違うはず。
徐々に表情を変えていく粉引の器は日々使い込むことによって、その人だけのヴィンテージな器に育っていきます。
粉引は汚れやすい、カビが生えやすいからと使うのを躊躇してしまう方も少なくありませんが、 その性質と持ち味をよく理解すると、使うことの楽しみが広がっていく器です。
精緻を極めた『切り込み』と素朴で温かい『粉引』。二つの仕事が絶妙なバランスで楽しめる作品展となりました。
宇田川雅章 作陶展の様子は店主ブログ「モノもの応援帳」でご紹介予定。 どうぞのぞいてみてください。
次回展は2011年(平成23年)5月16日(月)~21日(土)に早々と決定。
どうぞご期待下さい。