木火窯 今 千春 作陶展

木火窯 今 千春 作陶展 閉会御礼。
次回、乞うご期待!
── 青白磁と金彩ブルー釉 ──
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※作品は画像をクリックして拡大詳細写真をご覧下さい。
会期:2009年8月24日(月)~29日(土) 11:00am~7:00pm ※最終日は5:00まで
◇◆◇ 新潟県長岡市の工房「木火窯」と福島県平田村の工房「陶工房千」にて創作を続ける今が旬の陶芸家です。 ◇◆◇  
新潟県長岡市の陶芸家、今 千春さんの個展が閉幕しました。 今さんは当ぎゃらりー初お目見え。
故 辻清明先生に師事し、信楽焼を学び1991年には焼き締め陶公募展入選 。
1992年 淡交ビエンナーレ茶道美術公募展 家元賞(奨励賞)受賞 新潟光風会奨励賞受賞など入賞・入選多数。
現在、新潟県長岡市宮本の工房「木火窯」と福島県石川郡平田村の工房「陶工房千」にて 創作を続ける今が旬の陶芸家です。
さて信楽焼を創作の中心にすえて作陶を続けてきた今さんですが 平成16年の中越地震と平成19年の中越沖地震という二度の災害で 二度とも穴窯が崩壊するという悲劇んみまわれました。
この時期に模索したのが灯油窯での焼成による作品づくりでした。
今回の個展を飾る青白磁と金彩ブルー釉はその結実とでも称すべきもの。
まず金彩ブルー釉の器。 豪奢な金彩と鮮やかなトルコブルーの組み合わせに、一時は目を奪われながらも 手にした途端、気が付くのは繊細な口縁づくりと端正なフォルム。 その造りは現代の名工と比べても決して劣るとは思われないほどです。
ケレンという衣を被った土の刃という感じで、いかにも味なことをすると感心しました。
一方の青白磁は朝鮮の李朝期の青みがかった静謐な白を思わせる器。
李朝白磁を形容するとき、素朴さ、清楚さ、温和さ、謙虚さなどのいろいろな形容詞が使われますが 李朝白磁ほど純粋無垢で、深い味わいのある焼き物はないのではないでしょうか。
「日本人は李朝と信楽で死ねる」という言葉があるほどですが、造りもそれに合わせてぽってりと厚めです。
それがまた優しさと温かみを湛えて、大陸的な匂いを漂わせるスケールの大きさを感じさせています。
今さんは他にも粉引、灰釉、瀬戸黒、織部なども手掛けるということ。
多彩な引き出しを持つ懐の深さが、焼き物好きの美意識を揺さぶる陶芸家です。
今さんの人と作品は店主サイト【“モノもの”応援帳】にてご紹介予定。
どうぞご覧下さい。