小佐野哲二・小佐野美紀『石と木の作品展』

□2014/01/23(木)~02/01(土) *26日(日曜日)休廊
11:00AM~7:00PM(最終日は5:00PMまで)
 
石の作家 小佐野哲二さんと、ウッドピクチャー作家 小佐野美紀さんの夫婦展です。
 
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哲二さんは1956年、山梨県勝山村(河口湖畔)生まれ。油絵を学んだ後、石のクラフトを志し、Art Directorの中村重樹 氏に師事。自らの工房を「石工房 磊造(らいぞう)」と命名し活動を始めました。
美紀さんは1957年福島県いわきの海岸の町に生まれ、1992年より木工芸作家 小嶋 伸 氏に師事。木の素材の持っている暖かさに引かれ、ウッドピクチャー作家として作品制作を行っています。 
 
作品内容は自然の石の灯りや花器、フクロウをモチーフにした置物とアクセサリー、そしてウッドピクチャーです。
 
まずご紹介したいのは石の作品はフクロウです。石は波により柔らかい姿になった真鶴や小田原の海岸の石ころ。そんな石達の中にふくろうの姿を見つけ出し、その石本来の姿を損なうことなしに、一羽一羽を丁寧に掘り出して完成させています。また、安倍川の丸みのある茶色の珍石『鉄丸石』のフクロウもあります。鉄丸石は別名『達磨石』といわれ、体の気が弱っている部分を活性化し、電磁波をシールドしてくれる効果も期待出来るとか。人類創世の遥か遠い昔に地球が造りだした石の神秘に、想いを馳せる瞬間です。
 
一転、石の灯りはモダンでスタイリッシュ。LED(発光ダイオード)を使ったコードレスタイプの小さなものから、月夜のふくろうと題され力作まで、光と影に変化ができて、とてもいいです。
プライベートな空間では、上方から光が降り注ぐより足下に灯りがあった方がリラックスできるとか。そんな足下ライトにいかがでしょう。
 
"石のある生活"を提案する小佐野哲二さんの作品群のなかで、錦上に花を添えるのは小佐野美紀さんのウッドピクチャー。流木の板材を背景にした、木彫りの子供やウサギの像は、ほのぼのとした懐かしさに満ちています。
 
石工房磊造 raizou 小佐野哲二・美紀 石と木の作品展 2012 in ぎゃらりー小川 を You Tube でご覧いただけます。