備前焼 清水政幸 作陶展
□2014/10/06(月)~10/11(土)会期中無休
午前11時~午後7時(最終日は午後3時まで)
釉薬を一切使わず薪の炎だけによって堅く焼き締められた土肌の【窯変】には、一つとして同じものがありません。
炎の芸術【備前焼】作家の清水 政幸(しみず まさゆき)先生の個展です。
酒器を中心に向付、皿鉢など「手にとってお楽しみいただける備前焼」が並びます。
今回は特に岡山県津山市の勝間田という場所の土を使った作品が注目されます。
勝間田(かつまだ)の土独特の黒い光沢のある土肌からは、備前焼の代名詞とも言える、
緋襷(ひだすき)や胡麻(ごま)、 牡丹餅(ぼたもち)、桟切り(さんぎり)とは違う造化の妙を堪能できます。
東京有楽町 備前焼専門店『泰弘堂』のご店主様から
ブログ『泰弘堂 店主だより』で下記のようなお言葉をいただきました。
『こじんまりとした清潔感のある会場で、徳利、ぐい呑を主体に湯呑、壺、花入、掛花入などすっきりと展示されています。
清水さんもいらっしゃって、お客様との会話に花を咲かせていました。
ともあれ、造形の新鮮さ、焼味の深さ、とくに今回は勝間田土の作品が人気だそうです。
たしかに徳利、ぐい呑、湯呑、壺など勝間田土のジワリとした雰囲気は当店でも評判をよんでいます。
比較的お手ごろな価格の向付なども展示されて使って楽しむ作品が目を引きます。
清水さんのファンならずともぜひご覧になっていただきたい個展です。』
【 陶 歴 】
昭和18年 横浜市戸塚区笠間街に生まれる。
昭和42年 備前焼独特の「土」の魅力にひかれ、森 陶岳の門を敲く。
昭和50年 備前長船の土師(はじ)に、半地下式窖窯を築窯する。(以後年2回焼成)
昭和53年 昭和53年4月3日開窯の師・森 陶岳の「相生大窯」(全長50メートル)の仕事に参加。
昭和56年 新しく窖窯を築窯。(年2回焼成。平成17年まで。)
昭和58年 1月 東京・南青山グリーンギャラリーにて備前作陶展開催。(以後し、昭和60・62・63年に開催。)
6月 第17回備前陶心会展にて「山陽新聞社賞」受賞。
昭和61年 4月 天満屋にて作陶展。
昭和62年 8月 日本伝統工芸展入選。茶の湯の造形展入選。
平成 3年 ぎゃらりいおくむらにて作陶展開催。(以後隔年~開催)
平成 4年 東京新宿・小田急百貨店にて作陶展開催。(以後隔年~開催)
平成 5年 1月 第24回備前陶心会展にて「山陽新聞社賞」受賞。
平成 6年 3月 森 陶岳師の「寒風大窯」に参画。(全長53メートル・焼成期間60日)
日清めん鉢大賞展入選。ビアマグランカイ入選。
平成15年 4月 森 陶岳師の新大窯に参画。(全長90メートル)
平成18年 7月 窖窯を新しく築窯。
12月 初窯出し。
平成23年 6月 東京日本橋三越本店にて作陶展開催。
平成24年 3月 岡山天満屋葦川会館にて森 陶岳大窯一門展開催。
陶友会会員、陶心会会員。
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