はら・かおり 作陶展 ── モノガタリ ──
□2017/06/05(月)~06/10(土)
11:00AM~7:00PM(最終日は5:00PMまで)
明かりを灯して 花を添えて
自分だけの 「モノガタリ」が始まる
猫の作品を中心にオブジェ、灯り等を発表している陶芸家【はら・かおり】さんが、時間と空間に思いを巡らせて作陶した個展です。
2004年の個展「風にふかれて」で倫理的・宗教的な森を散策した原さんは「ふわり」(2005年)、「ぽっかり」(2006年)で
抽象化された立体に遊び、2007年と2008年は一転して猫という身近にありながら神秘的で芸術的な生き物をテーマに制作しました。
2009年は~赤坂・猫の森カフェ~で、テーマは同じ猫ながら一転してユーモアとウイットあふれる楽しい世界を展開し、
2010年の「優しい時間」では、小春日和のように温かな、ネコと人の日常を陶土で表現してくれました。
また、2011年の「鎮守の森」では~自然の中で、人も動物も同じように生かされ守られている
~そんな安心で楽しい世界を陶人形で描きました。
そして東日本大震災後の2012年の個展「Life vol.1」では本当の豊かな時間とは何なのかを問いかけました。
アートとクラフトの両面から現代陶芸のあり方を見つめる原さんの面目躍如というところですね。
2013年の「野良猫公園」、2014年の「猫が棲む」、2015年の『何処へ』を経て、2016年は『猫展』。
そして今回の個展は「モノガタリ」。灯り、プランター、アクセサリーの新作、そして子猫物語として、親猫に加えてたくさんの子猫が並んでいます。会場の壁には以下のようなメッセージが貼られています。
『モノガタリ
作品に題名はつけない。
毎日、毎瞬間、うつろう心を作品に見つけて欲しいから、題名はつけない。』
是非お越しいただいて作品の中に自分のモノガタリを見つけて下さい。
はら・かおりさんの人と作品は以前の記事ですが、店主サイト【"モノもの"応援帳】にて詳しくご紹介中。どうぞのぞいてみてください。