宮川弘尚 竹工芸展
□2024/03/18(月)~03/23(土)
11:00~19:00(最終日は4:00PMまで)
竹工房<大和美術工芸>を主宰する宮川弘尚さんの個展です。
宮川さんとは、美しい自然の宝庫である群馬県上野村の商工会を通して知り合うことが出来ました。
その作品は『竹を編む』という素材のイメージを真逆にした発想法から生まれています。
例えば日本伝統工芸展や日展で鑑賞できるような、表面を削り染色され漆で仕上げられた花篭やオブジェ、日本クラフト展に並んだ白竹のパン籠や照明とはまったく異なるのです。
美術館のアートから観光地のお土産品まで、すでに出尽くしたかと思われるかもしれない竹素材の活かし方ですが、そのすべてをご破算にしたうえ、デザインではじめから練り直した竹の工芸品が宮川さんの作品なのです。
是非ともご注目ください。 ギャラリーオーナー 小川純一郎 記
'゜★*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜☆。.:*:..:*::・'゜☆。
自身、77歳を無事に過ぎた事もあり、この度 15歳から60年余に渡る物創りの集大成としてのお披露目をすることと致しました。
美術団体、新協美術に30年在籍し、一年一作の出展作品はそれぞれに評価を受けた作品達であります。
今回はそれらの内から数点を展示致します。
さらに工芸品としての品格を持った、小物雑貨群の魅力に触れて戴ければ幸いであります。 宮川弘尚 記
真竹・虎斑竹・孟宗竹などをモザイクのように貼り、仕上げていく独自の特許工法で作られた財布やバッグなどの日用小物から、美術展に一年一作ずつ出品してきた家具調度品までが並びました。
硬い竹を布に貼り付けて制作する小物は、竹の加工から皮布の縫合に至るまで、すべて宮川さんご自身の手によるもの。
実際の使い勝手を考え抜いて制作された小物は、工芸品としての品格と宮川さんの感性が光る渾身の逸品です。
'゜★*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜☆。.:*:..:*::・'゜☆。
S.21年2月(1946) 北海道小樽市生まれ
S.51年7月(1976) 第十九回新協展に初出展会友に推挙される。
S.52年10月(1977) 第二十回新協展に於いて会員に推挙される。
吉祥寺東急にて「宮川征甫・弘尚展」開催
S.55年~57年 仙台藤崎にて「宮川征甫・弘尚展」二回開催
S.59年~61年 町田東急にて「宮川征甫・弘尚展」三回開催
S.60年10月(1985) 第28回新協展に於いて会員努力賞受賞
H.元年6月(1989) 横浜松坂屋にて「宮川征甫・弘尚展」開催
H.2年5月(1990) 町田東急にて「宮川征甫・弘尚展」開催
H.2年8月 夏の蓮展に於いて埼玉県知事賞受賞
H.3年8月(1991) 夏の蓮展に於いて大日本現代美術家連盟賞受賞
H.4年1月(1992) 東京晴海見本市会場に於いて開催された、東京クラフト・エクスポに出店
H.5年6月(1993) 牧方近鉄にて「宮川征甫・弘尚竹工芸展」開催
H.8年7月(1996) 京都大丸にて「宮川征甫・弘尚竹工芸展」開催
H.9年10月(1997) 第四十回新協展に於いて四十回記念賞受賞
H.11年10月(1999) 第四十二回新協展に於いて委員推挙される
H.12年10月(2000) 第四十三回新協展に於いて工芸委員賞受賞
H.13年3月(2001) 神奈川県茅ヶ崎より群馬県上野村へ移住
H.13年~15年 横浜元町・ギャラリー元町にて「竹工芸展」三回開催
H.15年10月(2003) 第四十六回新協展に於いて東京都知事賞受賞
H.7年~16年 銀座松屋・和の座ギャラリーにて「竹工芸展」毎年開催
H.17年3月(2005) 高崎・大和屋にて「宮川征甫・竹工芸展」開催
H.17年10月 第四十八回新協展に於いて工芸泉賞受賞
H.18年12月(2006) 高崎広瀬画廊にて「竹芸と陶芸 二人展」開催
グッドデザインぐんま 「男右近・女右近」 クラフト部門:優秀賞受賞
H.19年7月(2007) 三十年間在籍した新協美術館を退会
H.19年7月 銀座松屋・和の座ギャラリーにて「竹工芸展」開催
H.19年12月 グッドデザインぐんま 「携帯香入れ」 クラフト部門:匠賞受賞
H.20年6月(2008) 高崎・大和屋にて「木・竹・二人展」開催
H.20年7月 銀座松屋・和の座ギャラリーにて「竹工芸展」開催
H.21・22・23年3月 前橋・ぎゃらりーFROMまえばしにて「竹工芸展」開催
H.21年12月(2009) グッドデザインぐんま 「虎斑竹ブックカバー」 クラフト部門 : 奨励賞受賞
H.22・23年3月 桐生・モギギャラリーにて「竹工芸展」開催
H.24年5月(2012) 前橋・ぎゃらりーFROMまえばしにて「竹工芸展」開催
H.24年7月 桐生・モギギャラリーにて「竹工芸展」開催