BE SMART 第8回生徒作品展

□2014/06/05(木)~06/07(土)
11:00~19:00(最終日は5:00PMまで)

古江佳子(ふるえ けいこ)さんが主宰する東京都調布市のカルチャースクール「BE SMART」の第8回 生徒作品展。

20140605 BE SMART-01 20140605 BE SMART-02 20140605 BE SMART-03 20140605 BE SMART-04 20140605 BE SMART-05
20140605 BE SMART-06 20140605 BE SMART-07 20140605 BE SMART-08 20140605 BE SMART-09 20140605 BE SMART-10

「BE SMART」の第8回 生徒作品展が開催されました(会期:2014/06/05~06/07)。
作品はサンドブラスト加工を施したガラスの食器・花器・ランプ等とアートクレイシルバーによるアクセサリーです。

サンドブラスト技法を施したガラスは、さまざまな文様を「色被せガラス」などの表面に浮き彫りした、彩り鮮やかなガラス工芸品です。

この浮き彫りに用いる加飾技法を「サンドブラスト技法」といいます。サンドは砂、ブラストは爆風や空風という意味。エアーコンプレッサーで作った圧搾空気で、金剛砂をガラスの表面に吹きつけて、彫刻する技法です。エアーコンプレッサーを使うため、長いガラス工芸の歴史の中では、新しい技法で、他の彫刻技法に比べると彫るスピードが速いうえ、吹きつける圧縮空気の圧力調節によって、彫刻面の深さや繊細な曲線、ボカシなど、微妙な表現の変化をつけることもできます。

この「サンドブラスト技法」は「色被せガラス」に用いると、最も効果的な技法です。文様を彫る場合は、彫刻しない部分をマスクで保護しマスキングしていない部分に砂を吹きつけて研削します。
さて、「色被せガラス」は削っても削っても同じ色が出てくる単なる色ガラスとは違い、異なる色を吹く複層に重ねて溶着させた手作りの特殊ガラスです。一色被せ、二色被せなど、様々な種類の被せガラスがあります。素材のバリエーションは豊富にあり、インテリア工芸品からテーブルウェアまで創作イメージを限りなく広げ、ハンドクラフトの楽しさを満喫できます。


東京がひと冬に二度目の大雪となった2014年2月14日、古江佳子さんはご病気にて永眠されました。
在りし日のお姿を偲びつつ、心から哀悼の意を表しご冥福をお祈りいたします。
 

BE SMART 第8回生徒作品展の会場と展示作品を撮影し、YouTubeにアップロードしました。