展示会スケジュール

≪暮らしを彩る器たち≫ 高橋和則 作陶展

□2025/06/10(月)~06/14(土)
11:00~19:00(最終日は6:00PMまで)

日々の暮らしに、静かな美しさと手仕事の温もりを添える器たち。
陶芸家・高橋和則氏による個展「暮らしを彩る器たち」が、ぎゃらりー小川にて開催されます。
高橋氏は、東京・田端に生まれ、父である楽焼作家・高橋一翠氏に師事。
以来、伝統を受け継ぎながらも、現代の暮らしに寄り添う器づくりを追求してきました。
主宰する陶芸教室「楽陶会」では、後進の育成にも力を注ぎ、地域に根ざした活動を続けています。
本展では、食卓を彩る日常使いの器から、空間に静けさをもたらす花器まで、多彩な作品が並びます。
どの器にも共通するのは、使い手の手にすっとなじむやさしさと、土と炎が織りなす表情の豊かさ。
まさに「暮らしを彩る」ための器たちです。
作家は会期中、全日在廊予定。
作品に込めた想いや制作の裏話を、ぜひ直接お聞きください。

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手作り4人展 初夏

□2025/05/26(月)~05/30(土)
11:00~19:00(初日1:00PMから 最終日は5:00PMまで)

東京赤坂の「ぎゃらりー小川」にて、個性豊かな4人の作家による「手作り4人展」が開催されます。
アクセサリーや雑貨、スペインタイル、皮革工芸、着物地を活かした作品など、異なるジャンルの手仕事が一堂に会し、温かみのある創作の世界を楽しめる展示会です。

出品者紹介
●アラビアの風(アクセサリー・雑貨小物)
異国情緒あふれるデザインが魅力のアクセサリーや雑貨を展開。繊細な装飾と色彩豊かなアイテムが、日常に華やかさを添えます。

● 依志京香(スペインタイル「ラ ガジェータ」)
スペインの伝統技法を活かしたタイル作品を制作。鮮やかな色彩と緻密なデザインが特徴で、インテリアのアクセントとしても楽しめます。

●小島厚子(彫金風皮革アクセサリー)
皮革に彫金のような繊細な加工を施したアクセサリーを制作。独特の風合いと洗練されたデザインが魅力です。

●金子葉子(着物地日傘)
着物地を用いた日傘を制作。伝統的な布の美しさを活かしながら、実用性と優雅さを兼ね備えた作品を展開しています。

それぞれの作家が持つ独自の世界観を楽しめるこの展示会。手仕事の温もりを感じながら、お気に入りの作品を見つけてみませんか?

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クラフトフェスタ『赤坂どうぶつ園』

2025/04/30(水)~05/20(火)日曜・祝日休み
11:0019:00 

出品作家
    大平晃司(染:型友禅)  松本正行(のらねこフィギュア)
月魚ひろこ(陶芸・イラスト) 泰木窯(陶芸)  小長谷節子(染付磁器)

可愛かったり、楽しかったり、何か面白かったり、 どこか懐かしいようなイキモノの作品を作るクリエイター五人が集いました。
会場は陶芸作品を中心に展示され、壁面にはイラストが彩りを添えます。


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●大平 晃司 ~ 大平晃司さんは、埼玉県草加市で活動する染色作家です。「あとりえ うおぷく」を主宰し、
型友禅染めや柿渋染めなどの技法を用いたオリジナルデザインのバッグやTシャツを制作されています。
猫やカエルなどの動物をモチーフにした作品が特徴で染色から縫製まで一貫して手作業で仕上げられています。

●泰 木 窯 ~ 泰木窯は、埼玉県飯能市に窯を構える陶芸工房です。2003年に飯能市赤沢で築窯し、
猫を中心に動物や植物をモチーフにした食器やランプなどを制作しています。
陶芸教室も開講しながら、東京や埼玉で個展やグループ展を開催し、作品を発表しています。
温かみのある造形とユニークなデザインが特徴で、多くの人々に愛されています。

●月魚ひろこ ~ 月魚ひろこさんは、茨城県小美玉市を拠点に活動する陶芸家です。筑波大学で美術を学び
イラストレーターとしてのキャリアを経て、2013年から陶器の動物制作を始めました。
彼女の作品は、手びねりによる温かみのある造形が特徴で、動物たちの穏やかな表情やユーモラスな姿を表現しています。
また、作品の中には土鈴のように音が鳴るものもあり、視覚だけでなく触れて楽しめる工夫が施されています。

●松本 正行 ~ 松本正行さんは、猫のフィギュアを制作する造形作家です。神奈川県横須賀市を拠点に活動し
リアルな猫の姿を表現することにこだわりながら作品を制作されています。松本さんの作品は、単なるアートではなく
猫の個性や生き生きとした表情を細部まで表現することを目指しています。
特に、猫の目や仕草にこだわり、まるで本物の猫がそこにいるかのようなリアルな質感には驚かされるばかりです。 

●小長谷節子 ~ 小長谷節子さんは静岡県掛川市を拠点に活動する陶芸家です。瀬戸窯業訓練所や多治見意匠研究所で学び
1982年に独立後、2001年に掛川へ移られました。土ものから磁器へと転向し、愛らしく端正な表現を追求した作品を制作されています。
彼女の器は、日常に温かみを添えるデザインが特徴で、各地の個展やグループ展で紹介されています。

店主のコメント
動物クリエイター五人が集いました。正にイキモノ好きによるイキモノ好きのための動物展です。
伝統工芸と現代陶芸、陶器と染色にイラスト、平面と立体、個性豊かな作風など五人のコントラストが際立つ変化に富んだ内容にご注目ください。  【書き手:小川純一郎】

備前焼 清水弥生 珈琲を美味しく飲みましょう♪

2025/04/14(月)~04/19(土)
11:0018:00 ※22日(最終日)AM11:00~PM3:00

─ 馥郁たる土味、千変万化する窯変の趣き、土と炎が織りなす備前焼。─ 

備前焼の伝統を守りながらも、独自の感性を作品に反映させる陶芸家として知られている清水弥生さんの作品展です。
その作品の特徴は手捻りの技法。 清水さんは、手捻りを用いて一つ一つ丁寧に作品を作り上げています。
この技法だからこその温かみと個性が感じられる作品です。

また、何よりも使い手を意識した作品であることも清水さんの作品の美点です。
現代の感性を取り入れ、日常生活で長く愛用できるデザインの工夫はすぐれものの逸品となりました。
実用性と美しさを兼ね備えた器や花器は使い手との親和性が高く、伝統工芸の新しい可能性を感じさせる作品となっています。

清水弥生さんの作品は、使う人の生活に寄り添いながらも、備前焼の持つ深い歴史と自然の美しさを感じさせてくれるものです。
彼女の作品に触れることで、備前焼の魅力をさらに深く理解できるでしょう。

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備前焼の伝統を守りながらも、独自の感性を作品に反映させる陶芸家として知られている清水弥生さんの作品展です。 

 

その作品の特徴は手捻りの技法。 清水さんは、手捻りを用いて一つ一つ丁寧に作品を作り上げています。この技法だからこその温かみと個性が感じられる作品です。 

 

また、何よりも使い手を意識した作品であることも清水さんの作品の美点です。
現代の感性を取り入れ、日常生活で長く愛用できるデザインの工夫はすぐれものの逸品となりました。実用性と美しさを兼ね備えた器や花器は使い手との親和性が高く、伝統工芸の新しい可能性を感じさせる作品となっています。 

 

清水弥生さんの作品は、使う人の生活に寄り添いながらも、備前焼の持つ深い歴史と自然の美しさを感じさせてくれるものです。彼女の作品に触れることで、備前焼の魅力をさらに深く理解できるでしょう。

宮川弘尚 竹工芸展 ~創作の軌跡~

□2025/03/24(月)~03/29(土)
11:00~19:00(最終日は4:00PMまで)

竹工房<大和美術工芸>を主宰する宮川弘尚さんの個展です。
宮川さんとは、美しい自然の宝庫である群馬県上野村の商工会を通して知り合うことが出来ました。
その作品は『竹を編む』という素材のイメージを真逆にした発想法から生まれています。

例えば日本伝統工芸展や日展で鑑賞できるような、表面を削り染色され漆で仕上げられた花篭やオブジェ、日本クラフト展に並んだ白竹のパン籠や照明とはまったく異なるのです。
美術館のアートから観光地のお土産品まで、すでに出尽くしたかと思われるかもしれない竹素材の活かし方ですが、そのすべてをご破算にしたうえ、デザインではじめから練り直した竹の工芸品が宮川さんの作品なのです。
是非ともご注目ください。  ギャラリーオーナー 小川純一郎 記

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 昨年、喜寿を無事に終えた事も有り、集大成としての展示会を開催し多くの方々に ご覧戴きました..本年も集大成 第二弾として「竹工芸展 ~創作の軌跡~」を開催いたします..
竹の工芸品創作に携わって60年余、様々な節目 めぐり合いを経ての現在..
 30年間在籍した美術団体、新協美術会を退いてからは日常使用の小物製作に専念して居ります.. 常に手にする小物たちは私の一番好きな創作対象です..
今回は、大きな節目となった時の物と現在の物を見て戴き物創りの変遷等の面白さを感じて戴けたなら幸いです..      宮川弘尚 記

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真竹・虎斑竹・孟宗竹などをモザイクのように貼り、仕上げていく独自の特許工法で作られた財布やバッグなどの日用小物から、美術展に一年一作ずつ出品してきた家具調度品までが並びました。
硬い竹を布に貼り付けて制作する小物は、竹の加工から皮布の縫合に至るまで、すべて宮川さんご自身の手によるもの。
実際の使い勝手を考え抜いて制作された小物は、工芸品としての品格と宮川さんの感性が光る渾身の逸品です。

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S.21年2月(1946)     北海道小樽市生まれ
S.51年7月(1976)     第十九回新協展に初出展会友に推挙される。
S.52年10月(1977)   第二十回新協展に於いて会員に推挙される。
吉祥寺東急にて「宮川征甫・弘尚展」開催
S.55年~57年     仙台藤崎にて「宮川征甫・弘尚展」二回開催
S.59年~61年     町田東急にて「宮川征甫・弘尚展」三回開催
S.60年10月(1985)  第28回新協展に於いて会員努力賞受賞
H.元年6月(1989)    横浜松坂屋にて「宮川征甫・弘尚展」開催
H.2年5月(1990)     町田東急にて「宮川征甫・弘尚展」開催
H.2年8月     夏の蓮展に於いて埼玉県知事賞受賞
H.3年8月(1991)     夏の蓮展に於いて大日本現代美術家連盟賞受賞
H.4年1月(1992)     東京晴海見本市会場に於いて開催された、東京クラフト・エクスポに出店
H.5年6月(1993)     牧方近鉄にて「宮川征甫・弘尚竹工芸展」開催
H.8年7月(1996)     京都大丸にて「宮川征甫・弘尚竹工芸展」開催
H.9年10月(1997)   第四十回新協展に於いて四十回記念賞受賞
H.11年10月(1999) 第四十二回新協展に於いて委員推挙される
H.12年10月(2000) 第四十三回新協展に於いて工芸委員賞受賞
H.13年3月(2001)   神奈川県茅ヶ崎より群馬県上野村へ移住
H.13年~15年     横浜元町・ギャラリー元町にて「竹工芸展」三回開催
H.15年10月(2003)  第四十六回新協展に於いて東京都知事賞受賞
H.7年~16年     銀座松屋・和の座ギャラリーにて「竹工芸展」毎年開催
H.17年3月(2005)    高崎・大和屋にて「宮川征甫・竹工芸展」開催
H.17年10月     第四十八回新協展に於いて工芸泉賞受賞
H.18年12月(2006)  高崎広瀬画廊にて「竹芸と陶芸 二人展」開催

グッドデザインぐんま 「男右近・女右近」 クラフト部門:優秀賞受賞
H.19年7月(2007)     三十年間在籍した新協美術館を退会
H.19年7月     銀座松屋・和の座ギャラリーにて「竹工芸展」開催
H.19年12月     グッドデザインぐんま 「携帯香入れ」 クラフト部門:匠賞受賞
H.20年6月(2008)     高崎・大和屋にて「木・竹・二人展」開催
H.20年7月     銀座松屋・和の座ギャラリーにて「竹工芸展」開催
H.21・22・23年3月     前橋・ぎゃらりーFROMまえばしにて「竹工芸展」開催
H.21年12月(2009)   グッドデザインぐんま 「虎斑竹ブックカバー」 クラフト部門 : 奨励賞受賞
H.22・23年3月     桐生・モギギャラリーにて「竹工芸展」開催
H.24年5月(2012)     前橋・ぎゃらりーFROMまえばしにて「竹工芸展」開催
H.24年7月     桐生・モギギャラリーにて「竹工芸展」開催

 

春の展示会6人展

□2025/03/04(火)~03/06(木)
11:00AM~7:00PM(最終日は5:00PMまで)

――――■ 出 品 作 家 ■―――――――――――――――――――
      塚田 道代  佐藤 悦子  鈴木 薫
         小池 眞知子  森谷 泰子  あらたアトリ
――――――――――――――――■ 春の展示会6人展 ■――――

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青と白の器三人展

□2025/02/04(火)~02/21(金)
11:00~19:00(会期中日曜祝日休み)
 

長年にわたり陶芸家として活躍されてきた前田和子さんが窯を閉じることになりました。
親しい仲間の参加を得て今回、フェアウェル エキシビションとして「青と白の器三人展」を開催します。

内容は白磁の素地に青い絵具で絵柄を描く染付技法で、主に食器を制作する陶芸作家のグループ展です。
染付とは素焼した白い磁器土の器胎にコバルトを含んだ呉須という絵の具で模様を描き、その上に透明な釉薬をかけて本焼したもの。
伝統とモダン。食卓を涼やかに演出する『染付』の多様な魅力をご堪能下さい。

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20220623 IWATA-04 20220623 IWATA-02 20220623 MAEDA-02 20220623 MAEDA-01 20220623 MAEDA-03
 
『百目木舎』岩田ゆりさんは岩手県一関市に窯を構えています。
愛知県瀬戸の窯業訓練校を卒業し一時期、瀬戸で作陶に励んだこともあり、このことが3人の陶芸家の共通項ともなっています。
岩手というと柳田国男の『遠野物語』(とおのものがたり)を連想してしまうのですが、そんな民話や逸話、伝承を彷彿とさせるような興味深い絵柄が岩田さんの器の特徴といえましょう。
どこか懐かしく、摩訶不思議な独自の世界観に強く惹かれます。

『豆まき工房』小長谷節子さんは静岡県掛川市の陶芸家です。
伝統とモダン。古典的な青海波にウサギの絵柄もあれば、ポップな福良スズメをチョークで描いたり、お花を大きく大胆に描いた構図もあり、デザインの多様性に驚かされます。
また、一口に青といっても色味のバランスを変えて、ネイビーブルーからスカイブルーまで多彩な配色が見事です。

三重県伊勢市で作陶に励むのは『花野窯』前田和子さん。繊細で淡い色香の漂うような風情が魅力です。
その微妙な藍と碧の色使いは誰にも再現できないと思えるほどです。
移ろう季節と向き合うなか、自然を藍と碧の世界に写し出すことで生まれる、一切の虚飾を排した清潔な潔さに魅了されてなりません。

――■ 出品作家 ■―――――――――――――――――――――――――――――――――
          岩手県一関市  / 「百目木舎」岩田ゆり
          静岡県掛川市  / 「豆まき工房」小長谷節子
          三重県伊勢市  /  「花野窯」前田和子
―――――――――――――――――――――――――――――――――■ 出品作家 ■――

手編みニット MINE 仲良し展

□2024/11/25(月)~11/30(土)
11:00AM~7:00PM(最終日は4:00PMまで)

天然素材にこだわり、着やすさを追求したオリジナルの一着からは、手づくりの温もりが伝わってきます。

――――■ 出 品 作 家 ■―――――――――――――――――――――――――
   水沼伊代子  福田静子  西谷豊子  室伏民子  渡辺幸子
―――――――――――――――――――――■ 手編みニット MINE ■――――

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グループえりまき 手織りマフラー展

□2024/11/18(月)~11/23(土)
11:30AM~7:00PM(最終日は5:00PMまで)
 
─  さむさの冬 あったかく ─ 
――――■ 出品作家 ■――――――――――――――――――――――――――
     小林 リエ  築添 美土  三宅 康子  小林のぶ子
   ――――――――――――――――――――――――――■ 出品作家 ■――――
 
20191118-teori 02 20191118-teori 03 20191118-teori 04 20191118-teori 05
20191118-teori 06 20191118-teori 07 20191118-teori 08 20191118-teori 09
 
この寒い季節に欠かせないのがマフラー。可愛らしいものから少しシックに大人っぽく装­いたい時のものまで、多種多彩に並びます。

はら かおり 作陶展

□2024/11/11(月)~11/16(土)
12:00~18:00(全日在廊予定) 

 オブジェ、灯り、プランター等を発表している陶芸家【はら かおり】さんが時間と空間に思いを巡らせて作陶した陶芸展です。

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2004年の個展「風にふかれて」で倫理的・宗教的な森を散策した原さんは「ふわり」(2005年)、「ぽっかり」(2006年)で抽象化された立体に遊び、2007年と2008年は一転して猫という身近にありながら神秘的で芸術的な生き物をテーマに制作しました。

2009年は~赤坂・猫の森カフェ~で、テーマは同じ猫ながら一転してユーモアとウイットあふれる楽しい世界を展開し、2010年の「優しい時間」では、小春日和のように温かな、ネコと人の日常を陶土で表現してくれました。

また、2011年の「鎮守の森」では~自然の中で、人も動物も同じように生かされ守られている
~そんな安心で楽しい世界を陶人形で描きました。そして東日本大震災後の2012年の個展「Life vol.1」では本当の豊かな時間とは何なのかを問いかけました。

アートとクラフトの両面から現代陶芸のあり方を見つめる原さんの面目躍如というところですね。
2013年の『野良猫公園』、2014年の『猫が棲む』、2015年の『何処へ』を経て、2016年は『猫展』。
2017年の『モノガタリ』では使い手それぞれが作品に対峙して、鑑賞者が自らの考えを物語るという試みを行いました。
2018年の『気配』と2019年と2020年の『Labyrinth(迷宮)』ではどこの空間に、どんな時代に迷い込んだのかわからないような街の情景を造形した作品群を展開。
そのどこか哀愁を帯びたような独特の世界は不思議な憧れとノスタルジアを喚起してくれます。
ふと懐旧の思いにとらわれるような心象的な作品となっていました。

2020年の個展では【灯り】がメインテーマとなりました。
2021年にはネコをティーポットに仕立てた可愛い照明器具や、今まで見えていなかった自分の内面と静かに向き合うことが出来るように思える作品が並びました。
2022年は猫の灯り『猫と出会った雨の日』やポットとカップ型のプランター、多肉植物の鉢、時計などが出品されました。
昨年(2023年)と今年は新しいチャレンジとしてキャンドルスタンドを制作。灯り、プランター、花器も並びます。

これからも、はらさんの作品がどのように進化(深化)していくのか、いまから楽しみでなりません。

【 はら・かおり Profile 】
1959年 東京生まれ
1980年 大学在学中より陶芸に親しむ 吉祥寺「アトリエ飛行船」に通う
1982年 東京理科大学 数学科卒業
1987年 築窯「りんご窯」と名付ける
1991年~1993年 ロフトにて猫の作品を販売
1993年9月~1995年3月 イタリアに遊学 フィレンツェにてテラコッタと絵付けを学ぶ
1999年 岐阜県土岐市主催「ユーモア陶彫展」に入選
2001年 所沢に「Atelierうふ」を開設
2008年 静岡県河津町に「宇普庵」を開設
2011年 平成招き猫100人展 大賞
      所沢自宅にて制作
2017年 川越にて「gallery RooM」を開く
1988年~個展・グループ展を中心に活動 現在は所沢の自宅にて制作中