展示会スケジュール

キャッツ in AKASAKA 2023

□2023/08/30(水)~09/15(金)会期中日曜休み
11:00~19:00
 
出品作家
 植村美子代(銅版画) 泰木窯(陶芸) 水留良雄(陶芸) 松本正行(フィギュア) ラウンドスクエアー(和紙工芸) 

可愛かったり、楽しかったり、何か面白かったり、 どこか懐かしいような猫の作品を作る猫クリエイター五人が集いました。会場は立体作品を中心に展示され、壁面には猫をモチーフにした銅版画が彩りを添えます。

 

●植村美子代 ~ 愛知県豊橋市生まれ、刈谷市育ち。現在、川崎市在住。多摩美術大学デザイン科グラフィック専攻卒業。
●泰 木 窯 ~ 秩父に近い飯能市の山あいに窯を構え、ご夫婦で作陶活動をしています。使って楽しい陶器の食器を出品します。
●水留 良雄 ~ 益子焼(栃木県)の陶芸家。ほっこりあたたか、ノスタルジックな釉調で心にしみいるような優しいうつわです。
●松本 正行 ~ 横須賀市在住。石粉粘土を使ってリアリティーを極めた「のらねこフィギュア」を制作。約20点を展示しています。
●ラウンドスクエアー ~  大阪府高槻市にある小さな張り子の工房です。和紙を貼り重ね手彩色で一点一点を丁寧に仕上げています。

店主のコメント
猫クリエイター五人が集いました。伝統工芸と現代陶芸、陶器とフィギュア、平面と立体、個性豊かな作風など五人のコントラストが際立つ変化に富んだ内容にご注目ください。
正にネコ好きによるネコ好きのためのネコ展です。   【書き手:小川純一郎】

本間友幸 作陶展『安曇野の宝箱2023』

□2023/07/26(水)~08/10(木)会期中日曜休み
 11:00AM~7:00PM
 

長野県安曇野市在住の陶芸作家 本間友幸さんの作品は、いずれも端正で格調高く、気品に満ちています。今回、当ギャラリーにて個展を開催できる運びとなりました。ぜひ多くの方々にご高覧賜りますようお願い申し上げます。

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長野県安曇野市在住の陶芸作家 本間友幸さんは10代より作陶を続け、オリジナル釉薬による作品を数々発表しています。作品の発表は日本、韓国、ドイツ、アメリカ、フランス、ポーランドに及び、日本陶芸展入選をはじめとする多数の入選入賞歴は陶芸家としてたいへん高く評価されていることを物語っています。
その作品は、いずれも端正で格調高く、気品に満ちています。今回、当ギャラリーにて個展を開催できる運びとなりました。

今回の個展では【トルコ青】【朝鮮唐津】【粉引】の作品が並びました。
鉄分を含む胎土に泥漿をかけた陶器【粉引】、鉄釉と藁灰釉を施釉し穴窯(薪窯)にて120時間(五日間)焼成した灰被りの【朝鮮唐津】、本間友幸(ホンマトモユキ)のクラフト部門を代表し緑の金属を含む釉薬にて鮮やかな青に発色した【トルコ青】、それぞれに見ごたえ十分な力作揃いです。
ぜひ多くの方々にご高覧賜りますようお願い申し上げます。

<略歴>
1993年 小林陶春 師事
1995年 台湾・故宮博物館・ベトナム 陶芸視察
1996年 ミャンマー陶芸視察
1997年 長野市にて開窯
1999年 長野/朝陽館ギャラリー蔵にて個展
2000年 
東京南青山/蔦サロン出品 松本/工芸家ショップ聞にて二人展「人形と語らう器展」 小布施/BUDギャラリー蔵にて個展「薔薇貫入釉のカップ展」
2001年
塩尻/シャルドネにて個展「くつろぎの器 萩・粉引展」
松本/翁堂蔵のギャラリーにて個展「薔薇貫入釉の香炉展」
鬼無里/いろは堂ギャラリーにて個展「薔薇貫入釉の可能性」
韓国陶芸視察 東京中野/くらしのギャラリーやよいにてグループ展
長野/平安堂にて個展「薔薇貫入釉 銀彩展」
2002年
鬼無里/いろは堂ギャラリーにて五人展
更埴/やじろべえにて個展「炎をいだく薔薇」
東京/くらしのギャラリーやよいにてグループ展
鎌倉/三河屋ギャラリーにて個展
鬼無里/いろは堂ギャラリーにて個展「砂漠の薔薇」
静岡/千代田画廊にて個展「薔薇貫入釉の世界」 長野県工芸会会員推挙
2003年
カンボジア陶芸視察 
塩尻/シャルドネにて個展「光彩の薔薇」
松本/蔵みーるにて六人展
長野/ギャラリー82にて作陶十周年記念展「薔薇貫入釉 釉象嵌」
2004年
鬼無里/いろは堂ギャラリーにて二人展「青の波紋展」
須坂/ぶらり館にて個展「100丼展」
長野/朝陽館ギャラリー蔵にて個展「手の中の器たち」
小布施/よしのやにて個展「薔薇貫入釉 色象嵌展」
八戸/海辺のギャラリー左馬にて個展
2005年
弘前/中三弘前店にて個展
那覇/ピアチェーレにて個展
松本/井上百貨店にて個展
須坂/ぶらり館にて焼き締め陶展「やりぶすま」
名古屋/APAホテルにて二人展
八戸/海辺のギャラリー左馬にて「灯り展」
小布施/バド・よしのや・笑鬼の三会場にてグループ展「陶でJamる」
弘前/中三弘前店にて個展「趣味の茶道具展」
八戸/海辺のギャラリー左馬にて個展「茶道具展」
中野/森田書店にて二人展
2006年
仙台/藤崎本館にて個展
静岡/千代田画廊にて個展「陶の灯」
柏崎/風の座にて二人展
松本/井上百貨店にて個展
須坂/ぶらり館にて倉島玲子氏(油彩)と二人展
小布施/バドにて金井真一「写真でJamる」に出品
2007年
東京ドーム/テーブルウェア・フェスティバル出店
多治見/織部うつわ邸にて小池智久氏と二人展
千曲/La Foretにて個展「燃ゆる薔薇」
岡部/ギャラリー未来にて二人展
中野/信州中野銅石版画ミュージアムにて回顧展「無限の再生」
須坂/ぶらり館にて個展「薔薇貫入釉と織部」
東京目黒/ギャラリーやさしい予感にて色匂ふ展
東京北青山/ギャラリーけやきにて二人展
2008年
東京広尾/ギャラリー旬にて個展「薔薇貫入 本間友幸」
東京ドーム/テーブルウェア・フェスティバル出店
東京目黒/ギャラリーやさしい予感にて色匂ふ展
須坂/グループ展
甲斐/ギャラリーP(A)にて色匂ふ展
多治見/織部うつわ邸にて個展「織部と薔薇貫入釉」
柏崎/風の座にてグループ展
須坂/H・C・A企画事務室開設
須坂/陶窯薔炎彩(しょうえんさい)開窯
つくば/ギャラリー彩花にて二人展
須坂/ぶらり館にて個展「生活工芸展 食の器」
柏崎/風の座にて二人展
甲斐/ギャラリーP(A)にて色匂ふ展
長野/ギャラリープラザ長野にて作陶十五周年記念展「孤高の薔薇」
東京銀座/松屋にて個展「薔薇の記憶」
東京神楽坂/フラスコ神楽坂にて色匂ふ展
2009年
東京ドーム/テーブルフェア・フェスティバル 出店
東京新宿/伊勢丹本店にてグループ展
東京神楽坂/フラスコ神楽坂にて色匂ふ展
甲斐/ギャラリーP(A)にて色匂ふ展
長野/横文にて「陶窯薔炎彩・陶展」
柏崎/風の座にてグループ展
須坂/事務室開き開催
長野/横文 盆器展出品
安曇野/工房及び事務室を移転
清里/清里北澤美術館にて開館二十周年記念「本間友幸 薔薇貫入釉陶芸展」
東京神楽坂/フラスコ神楽坂にて色匂ふ展
2010
長野/善光寺境内にて個展「陶の灯り」
東京神楽坂/フラスコ神楽坂にて色匂ふ展
甲斐/ギャラリーP(A)にて色匂ふ展
1人クラフト展開催
長野市鬼無里/いろは堂にて個展
須坂/ぶらり館にて個展。陶窯薔炎彩陶展~生活工芸展 食の器~「唐津」
小布施/よしのやにてグループ展
東京神楽坂/フラスコ神楽坂にて色匂ふ展
佐久/元麻布ギャラリー佐久平にてグループ展
長野及び伊那/ 長野県優秀作品展覧会 出品
2011
佐久/元麻布ギャラリー佐久平にて、チャリティー展出品
須坂/ぶらり館にて個展。陶窯薔炎彩陶展「鼠志野」
東御/すみれ屋にて個展。陶展本間友幸「万緑の薔薇」
松本/翁堂にて二人展「薔薇の器展2」
越谷/ギャラリーCreaにて個展。本間友幸陶展~薔薇のいずみ~
甲斐/ギャラリーP(A)にて色匂ふ展
小布施 /よしのやにて個展。陶窯薔炎彩陶展~生活工芸展 食の器「なみなみ」
東京神楽坂/フラスコ神楽坂にて色匂ふ展
佐久/元麻布ギャラリー佐久平にてグループ展
2012
長野及び伊那/next信州新世紀のアーティスト2011 出品
須坂/ぶらり館にて個展。陶窯薔炎彩陶展「注ぐ器」
甲斐/ギャラリーP(A)にて色匂ふ展
松本/二人展。薔薇の器展3
佐久/元麻布ギャラリー佐久平にてチャリティー展
長野/グループ展
山ノ内/志賀高原ロマン美術館にてグループ展「NAGANO新CONCEPTUS」
東京神楽坂/フラスコ神楽坂にて色匂ふ展
長浜/黒壁美術館にて個展「長石釉~紅と白のコラボレーション本間友幸陶展」
名古屋/ドームやきものワールド招待出品
佐久/元麻布ギャラリー佐久平にてグループ展
2013
須坂/ぶらり館にて個展。本間友幸陶展
長野/八十二文化財団ギャラリープラザ長野にて個展。作陶20周年記念「本間友幸の陶技展」
松本/翁堂にて二人展「薔薇の器展4」
八戸/個展
大阪梅田/梅田阪急百貨店にて個展
東京神楽坂/フラスコ神楽坂にて色匂ふ展
2014
須坂/ぶらり館にて個展「カップ展2~三彩を中心に~」
松本/翁堂にて二人展「薔薇の器展5」
パリ/パリ・ジャパンエキスポ招待出品
小布施/BADにて個展。陶窯薔炎彩陶展~カップ展3~
甲斐/ギャラリーP(A)にて色匂ふ展
須坂/割烹能登忠にて個展。パリ・ジャパンエキスポ招待出品記念本間友幸陶展
八戸/三春屋百貨店にて個展。雪の華・薔薇の花 本間友幸作陶展
2015
須坂/ぶらり館にて個展。雪の華 亜鉛結晶

<受賞歴>
日本陶芸展入選
大韓民国世界陶磁国際公募展入選
一水会 陶芸部展入選
菊池ビエンナーレ入選
伝統工芸新作展入選
世界工芸展入選
新日本陶芸展入選
国展入選
全陶展入選
陶芸財団展入選
彩陶展入選
欧州美術展入選
テーブルウェア・フェスティバル入選
現代茶陶展入選
東京・ニューヨーク陶芸コンテスト入選
富士火災アートスペース入選
大滝村北海道展入選
北の菓子器展入選
盆栽の器展入選
雪のデザイン展入選
アジア現代美術展入選
金沢わんONE大賞入選
花の器コンテスト入選
抹茶茶碗コンテス入選
酒の器創作展入選
大阪工芸展入選
多治見市美術展入選
長野県美術展入選
長野県工芸展入選
長野県工芸会秀作選抜展選抜
信州の工芸美術入選
北信展入選
日宝展入選
長野県工芸展 信濃毎日新聞社賞
東京陶芸展 奨励賞
生活陶器コンテスト奨励賞
岡山セラミックコンペティション奨励賞
IAC美術展新人賞
勤労者美術展 厚生労働大臣賞

手作り5人展

□2023/05/29(月)~06/03(土)
11:00~19:00(初日1:00PMから 最終日は5:00PMまで)
 

創作レザーアクセサリー作家 小島厚子さんを中心に、exotic doll(バッグチャームドール)の吉田喜久代さん、テディベアの高橋淳子さん、着物地日傘の金子葉子さん、そしてクリエイティブな陶芸家の源 彩子さんが集まった「手作り5人展」です。様々な年代のクリエイターによる幅広いジャンルの工芸作品を通して、それぞれの素材の魅力と、オリジナリティ溢れる作家の創作エネルギーに直に触れて頂けるグループ展となっています。

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――■ 出品作家 ■―――――――――――――――――――――――――――――――――
exotic doll(バッグチャームドール) / 吉田喜久代
           テディベア  / 高橋淳子
       クリエイティブ陶器  /  源 彩子
    着物リメイク・着物地日傘  / 「ねこちゃん工房」金子葉子
     彫金風皮革アクセサリー  / 「創作レザーアクセサリーWELL」小島厚子
―――――――――――――――――――――――――――――――――■ 出品作家 ■――

有田焼の珈琲カップと白磁彫りのランプ展

2023/05/10(水)~05/23(火)<会期中無休>
11:0018:00(※日曜日は12:00~17:00)*最終日(23日)17:00まで

日本の磁器発祥の地『有田焼』のコーヒーカップ、白磁彫りが幽玄の世界を作り出すテーブルランプ、そして江戸時代より代々皇室御用の有田焼の名窯『辻 常陸』の作品を展示即売いたします。
日本の陶芸が積み重ねてきた歴史の成果を是非ご高覧ください。  

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■白磁手彫りランプ
有田の白磁を浅く、深く精妙に彫り上げることで、文様をあらわしています。
そのランプの色は、早春の風にゆれる柳の新緑を思わせ、幽玄の世界を醸し出します。

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■オランダ文珈琲カップと白磁彫りランプ
オランダのデルフト陶器にある狩猟文・奏楽文を写し、洋絵具で描きあげています。
線描きの外側を塗る"外濃(そとだみ)"はフランスのセーヴル焼風の仕上げになっています。

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■西夏文珈琲カップと白磁彫りランプ
西夏は現在の中国西北部に建国した王朝(1038年~1227年)。
いにしえの王朝文化に思いをはせる人物文様と更紗文様を描いています。十年がかりで完成にこぎ着けた非常に完成度の高い作品。

会津無一窯 うつわ展

□2023/05/10(水)~05/23(火)<会期中無休>
11:00~18:00(※日曜日は12:00~17:00)*最終日(23日)17:00まで

雪深い会津の地で白磁・染付・色絵・金銀彩など、日々の暮らしのなかで楽しんで頂けるような器を作り続けています。
器を通して良い出会いができましたら、幸いです。 鈴木幹雄・孫枝


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雪深い会津の地で、白磁三昧のものづくりに打ち込む鈴木幹雄・孫枝さんご夫妻。
ふたりの仕事は、ご主人が器胎を作り、絵付けは奥さんがもっぱらに。
ぽってりとしたあたたかみある生地とガッツあふれる元気な手描が魅力です。
 
鈴木孫枝さんの絵のモティーフは実にバラエティー豊か。
山野草もあれば、洋花・観葉植物もあり、パイナップル・マンゴーといった果物から、色々な野菜、果てはウニやホッキ貝まで描きます。
類稀な個性に出会う喜びが待つ作品展です。

春の展示会

2023/04/25(火)~04/27(木)
11:0019:00 ※27日(最終日)AM11:00~PM5:00

α工房の「薫風」こと鈴木 薫さんとその仲間たちによる【くらし】をテーマとした7人によるグループ展。ジュエリーとアクセサリー、洋服や帯締め、和布小物や照明、イラストなど様々なライフスタイルグッズを展示販売いたします。

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――■ 出品作家 ■――――――――――――――――――――――――――

    鈴木 薫    小池眞知子   佐藤悦子   塚田道代
        小林順子    柏山節子    鈴木寿世
――――――――――――――――――――――――――■ 出品作家 ■――

 

清水弥生 備前作陶展

2023/04/17(月)~04/22(土)
11:0018:30 ※22日(最終日)AM11:00~PM3:00

─ 馥郁たる土味、千変万化する窯変の趣き、土と炎が織りなす備前焼。─

【清水弥生さんからのメッセージ】
花便りが聞かれる季節となりました。隔年に催しております私の個展[陰暦三月弥生]第17回目の開催となりました。
日常を楽しくする器を展示いたします。若草の萌えたつ頃、どうぞおはこびくださいませ。
 
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備前焼の伝統に現代の生活感覚を取り入れた「使える」焼き物を、手捻りで作陶している清水弥生さんの個展は
平成元年の第一回展に始まり、隔年の開催。 今回で第17回展を迎えます。
 
備前の魅力はその陶土の特質にあります。
絵付けをせず、釉薬も掛けない『焼き締め』だけに土がとても大事。
備前の土は田圃の下の土ですが、そのままで使うことはありません。 土の力を十分引き出すために、
土づくりには大変な労力と手間ひまを掛けています。
こうして精製し熟成させた陶土はすべて手びねりで形作られ 半地下式の穴窯で14日間、
薪(火力が強いため赤松割木のみを使用)で硬く焼き締められます。
 
釉薬も使わず、絵付けもしない、ただただ焼き締めただけの、土と炎の芸術。
それはひとつひとつがかけがえのない個性を帯びた作家ものですが、清水さん自身が主婦であるという立場から
これくらいの価格で買えたらいいな、と思える手頃な値段に抑えてあります。
産声を上げたばかりの備前は、いわば原石。 使い込むほどに、滑らかな土肌となり、味わいを深めていきます。
器を育てる楽しみが、使い手にとっての備前焼の魅力でもあります。
 
そしてもう一つ付け加えたいのは水を美味しくするという、科学的にも立証された備前の力。
例えば清水さんのコーヒードリッパーを使えば味は格別。 美を愛でると共に味も楽しめるのが備前の器です。
備前の花器も、その花もちの良さでは定評があります。水を浄化する備前の力ならではのことですね。
 
店主ブログ『モノもの応援帳』では清水弥生さんの人と作品を御紹介中です。
どうぞのぞいてみてください。
 
【 陶 歴 】
昭和28年 東京に生まれる
昭和48年 武蔵野美術短期大学デザイン科卒業
武蔵野美術大学窯工研究部で備前を訪れた際、その土の素朴さに惹かれ、在学中より度々備前の作家を訪れ勉強する。
当時、森 陶岳先生のもとで修業中の作家・清水政幸との結婚を機に陶芸の道に進む。
昭和50年 備前長船の土師に、半地下式穴窯を夫・政幸が築窯
昭和60年 小型の穴窯を夫の指導で築窯
平成 元年 第一回 備前焼き食器展開催 於 東京赤坂・ぎゃらりー小川
平成 4年 第二回 備前の花入れとうつわ展開催 於 東京赤坂・ぎゃらりー小川 以後隔年毎に開催
平成18年 第九回 備前作陶展開催 於 東京赤坂・ぎゃらりー小川 師走 初窯
平成20年 第十回 備前作陶展開催 於 東京赤坂・ぎゃらりー小川
平成22年 第十一回 備前作陶展開催 於 東京赤坂・ぎゃらりー小川
平成24年 第十二回 備前作陶展開催 於 東京赤坂・ぎゃらりー小川
平成26年 第十三回 備前作陶展開催 於 東京赤坂・ぎゃらりー小川
平成28年 第十四回 備前作陶展開催 於 東京赤坂・ぎゃらりー小川
平成30年 第十五回 備前作陶展開催 於 東京赤坂・ぎゃらりー小川
令和 3年 第十六回 備前作陶展開催 於 東京赤坂・ぎゃらりー小川
 
清水弥生 備前作陶展2012 in ぎゃらりー小川 を You Tube でご覧いただけます。
 

鈴木千冬 コラージュ絵画展

2023/04/09(日)~04/15(土)
11:0019:00 ※9日(初日)PM12:00~PM5:00 ※15日(最終日)AM11:00~PM4:00

傘寿の歳 静謐な白磁の世界から ポップで楽しい
コラージュの世界に入りました
今までとまるで違う作品をぜひご高覧願います  鈴木千冬 

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■鈴木千冬プロフィール
1939 仙台市に生まれる
1976 伝統工芸新作展入選 宮内庁お買い上げ
1981~2009 日本伝統工芸展・全陶展選抜シドニー展・日本新工芸展等に入選奨励賞受賞
2018~2022 世田谷美術館会員「会員作品展」出品
2018 TOTTEMOII賞

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長年にわたり陶芸家として活躍してこられた鈴木千冬さんが画家に転身(?!)。新聞の折込チラシから赴くままに色を選んでは紙片を切り取って、台紙に貼ることで一枚の絵を完成させます。ゴルゴ13やルパン三世にドラえもん、ウルトラマンやスパイダーマンなど誰もが見たことのあるキャラクターを画面の中に忍ばせることによって、絵はより遊びの在る楽しい作品になりました。

コラージュ(collage)は20世紀初頭に生まれた美術の表現技法で「のりで貼る」という意味の「coller」というフランス語に由来します。新聞・雑誌・広告などから部分を切り抜き、これを台紙に貼ることにより一つの作品にするものです。

フェルメールやルノワールの名画へのオマージュやミステリアスな作品、穏やかな日常風景を描いたもの、そしてユーモアに溢れた作品など楽しんでご覧いただける絵が並びました。ご来廊をお待ちしております。  【書き手:小川純一郎】

クラフトフェスタ『赤坂どうぶつ園』

2023/03/15(水)~04/05(水)会期中日曜休み
11:0019:00 ※321日の春分の日は12:0017:00

出品作家
  江口真代(金工)  大平晃司(染:型友禅)  泰木窯(陶芸)
月魚ひろこ(陶芸・イラスト) はらかおり(陶芸)  東 早苗(陶芸)

可愛かったり、楽しかったり、何か面白かったり、 どこか懐かしいようなイキモノの作品を作るクリエイター六人が集いました。
会場は陶芸作品を中心に展示され、壁面にはイラストが彩りを添えます。

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●江口 真代 ~ 鉄で作ったぬいぐるみのシリーズ「テツグルミ」。
         クマ、うさぎ、ペンギン…それぞれどこかが動く、さわって遊べる、鍛鉄(たんてつ)のオブジェです。
 
●大平 晃司 ~ 伝統的染色技術「型友禅染め」を使って型紙製作から、染色⇒裁断⇒縫製まで一人で丁寧に手作りしています。

●泰 木 窯 ~ 秩父に近い飯能市の山あいに窯を構え、夫婦で作陶活動をしています。使って楽しい陶器の食器を出品します。

●月魚ひろこ ~ 茨城県小美玉市在住。陶器で動物(ウサギやクマ、キツネなど)を作ったり、イラストを描いたりしています。
         見て和んでいただけるようなもの、クスリと笑っていただけるようなものを…と思い制作しています。

●はらかおり ~ 埼玉県所沢市在住の陶芸作家。今回は陶器の置物と灯り(照明器具)を出品。他にプランターや食器も並びます。

●東 早苗  ~ 平成25年 九谷焼伝統工芸士に認定されました。気鋭の九谷焼陶芸作家です。今回は置物と食器を出品します。

店主のコメント
動物クリエイター六人が集いました。正にイキモノ好きによるイキモノ好きのための動物展です。
伝統工芸と現代陶芸、陶器と染色に金工、平面と立体、個性豊かな作風など六人のコントラストが際立つ変化に富んだ内容にご注目ください。  【書き手:小川純一郎】

珈琲カップとランプ展

2023/02/13(月)~03/01(水)
11:0018:30(入場は午後6時まで)*期間中日曜祝日休み

日本の磁器発祥の地『有田焼』のコーヒーカップ、白磁彫りが幽玄の世界を作り出すテーブルランプ、そして江戸時代より代々皇室御用の有田焼の名窯『辻 常陸』の作品を展示即売いたします。
日本の陶芸が積み重ねてきた歴史の成果を是非ご高覧ください。  

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■白磁手彫りランプ
有田の白磁を浅く、深く精妙に彫り上げることで、文様をあらわしています。
そのランプの色は、早春の風にゆれる柳の新緑を思わせ、幽玄の世界を醸し出します。

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■オランダ文珈琲カップと白磁彫りランプ
オランダのデルフト陶器にある狩猟文・奏楽文を写し、洋絵具で描きあげています。
線描きの外側を塗る"外濃(そとだみ)"はフランスのセーヴル焼風の仕上げになっています。

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■西夏文珈琲カップと白磁彫りランプ
西夏は現在の中国西北部に建国した王朝(1038年~1227年)。
いにしえの王朝文化に思いをはせる人物文様と更紗文様を描いています。十年がかりで完成にこぎ着けた非常に完成度の高い作品。