展示会スケジュール

はら・かおり 作陶展 『猫が棲む』

□2014/03/24(月)~03/29(土)
11:00AM~7:00PM(最終日は6:00PMまで)

猫の作品を中心にオブジェ、灯り等を発表している【はら・かおり】さんの陶芸展です。

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2004年の個展「風にふかれて」で倫理的・宗教的な森を散策した原さんは「ふわり」(2005年)、「ぽっかり」(2006年)で
抽象化された立体に遊び、2007年と2008年は一転して猫という身近にありながら神秘的で芸術的な生き物をテーマに制作しました。

2009年は~赤坂・猫の森カフェ~で、テーマは同じ猫ながら一転してユーモアとウイットあふれる楽しい世界を展開し、
2010年の「優しい時間」では、小春日和のように温かな、ネコと人の日常を陶土で表現してくれました。

また、2011年の「鎮守の森」では~自然の中で、人も動物も同じように生かされ守られている
~そんな安心で楽しい世界を陶人形で描きました。
そして東日本大震災後の2012年の個展「Life vol.1」では本当の豊かな時間とは何なのかを問いかけました。

アートとクラフトの両面から現代陶芸のあり方を見つめる原さんの面目躍如というところですね。
2013年の「野良猫公園」を経て、さて2014年は『猫が棲む』。

ますます冴える造りの見事さに、今回は透光性のある陶土を使用したペンダントライトや
染付で写実的な絵付けをした器など益々意欲満々、ガッツあふれる個展となりました。

はら・かおりさんの人と作品は以前の記事ですが、店主サイト【"モノもの"応援帳】にて詳しくご紹介中。どうぞのぞいてみてください。
 
【 はら・かおり Profile 】
1959年 東京生まれ
1980年 大学在学中より陶芸に親しむ 吉祥寺「アトリエ飛行船」に通う
1982年 東京理科大学 数学科卒業
1987年 築窯「りんご窯」と名付ける
1991年~1993年 ロフトにて猫の作品を販売
1993年9月~1995年3月 イタリアに遊学 フィレンツェにてテラコッタと絵付けを学ぶ
1999年 岐阜県土岐市主催「ユーモア陶彫展」に入選
2001年 所沢に「Atelierうふ」を開設
2008年 静岡県河津町に「宇普庵」を開設
2011年 平成招き猫100人展 大賞
1988年~個展・グループ展を中心に活動 現在は所沢の自宅にて制作中
 
はら・かおり作陶展「野良猫公園」 in 東京赤坂ぎゃらりー小川 を You Tube でご覧いただけます。

宇田川雅章 作陶展

□2014/03/17(月)~03/22(土)
11:30AM~7:00PM(最終日は5:00PMまで)
 
宇田川雅章さんは超絶技巧『切り込み』を考案し独自の陶境を切り開きながら、新しい意匠に創意をこらし挑戦をし続ける東京都世田谷区在住の陶芸家です。
 
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宇田川さんは東京生まれ。駒澤大学経済学部を卒業して、笠間にて修業。1981年に都­内にて独立され、数々の公募展・陶芸展に入選・入賞を重ねる実力派です。

得意とするところは「切り込み」。宇田川さんのオリジナルであり、玄人の陶芸家をもう­ならせるほどの超絶技巧です。
その水際立って正確で慎重な手腕から生まれてくる作品は、表現の精緻さが明快さと矛盾­せず、形態の引き締まった美しさが気品を高めています。

また粉引・黄瀬戸・三島手・焼き締めなど、陶芸の多様で多彩な技法を駆使した器も制作されています。
宇田川雅章さんの人と作品は店主ブログ「モノもの応援帳」でご紹介中。どうぞのぞいてみてください。

【 陶 歴 】
1954年 東京に生まれる
1977年 駒澤大学経済学部卒業
1978年 茨城県笠間にて修業
1981年 東京世田谷に窯を築く
1998年 カナダ・ケベックにて作品発表
1998年 陶芸ギャラリー 松羽陶房オープン
2005年 アメリカ・テキサス Sunrise Pottery にて陶芸家 Doug Oian 氏と交流

日本画府展 埼玉陶芸展 日本陶芸展 日本新工芸展
日本伝統工芸展
伝統工芸新作展 新綜工芸会展 益子陶芸展 明日への茶道美術展
日清めん鉢大賞展等 入選・入賞 個展・グループ展多数
現在 新綜工芸会会員 委員

宇田川雅章 作陶展 2012 in ぎゃらりー小川 を You Tube でご覧いただけます。

清水弥生 備前作陶展

□2014/03/10(月)~03/15(土)
11:00AM~7:00PM(最終日は4:00PMまで)
 
─ 馥郁たる土味、千変万化する窯変の趣き、土と炎が織りなす備前焼。─
食卓を彩る春の器に旬の野菜を盛りつけ季節を感じていただけたらと思います。
 
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備前焼の伝統に現代の生活感覚を取り入れた「使える」焼き物を、手捻りで作陶している清水弥生さんの個展は
平成元年の第一回展に始まり、隔年の開催。 今回で第13回展を迎えます。
 
備前の魅力はその陶土の特質にあります。
絵付けをせず、釉薬も掛けない『焼き締め』だけに土がとても大事。
備前の土は田圃の下の土ですが、そのままで使うことはありません。 土の力を十分引き出すために、
土づくりには大変な労力と手間ひまを掛けています。
こうして精製し熟成させた陶土はすべて手びねりで形作られ 半地下式の穴窯で14日間、
薪(火力が強いため赤松割木のみを使用)で硬く焼き締められます。
 
釉薬も使わず、絵付けもしない、ただただ焼き締めただけの、土と炎の芸術。
それはひとつひとつがかけがえのない個性を帯びた作家ものですが、清水さん自身が主婦であるという立場から
これくらいの価格で買えたらいいな、と思える手頃な値段に抑えてあります。
産声を上げたばかりの備前は、いわば原石。 使い込むほどに、滑らかな土肌となり、味わいを深めていきます。
器を育てる楽しみが、使い手にとっての備前焼の魅力でもあります。
 
そしてもう一つ付け加えたいのは水を美味しくするという、科学的にも立証された備前の力。
例えば清水さんのコーヒードリッパーを使えば味は格別。 美を愛でると共に味も楽しめるのが備前の器です。
備前の花器も、その花もちの良さでは定評があります。水を浄化する備前の力ならではのことですね。
 
店主ブログ『モノもの応援帳』では清水弥生さんの人と作品を御紹介中です。
どうぞのぞいてみてください。
 
【 陶 歴 】
昭和28年 東京に生まれる
昭和48年 武蔵野美術短期大学デザイン科卒業
武蔵野美術大学窯工研究部で備前を訪れた際、その土の素朴さに惹かれ、在学中より度々備前の作家を訪れ勉強する。
当時、森 陶岳先生のもとで修業中の作家・清水政幸との結婚を機に陶芸の道に進む。
昭和50年 備前長船の土師に、半地下式穴窯を夫・政幸が築窯
昭和60年 小型の穴窯を夫の指導で築窯
平成 元年 第一回 備前焼き食器展開催 於 東京赤坂・ぎゃらりー小川
平成 4年 第二回 備前の花入れとうつわ展開催 於 東京赤坂・ぎゃらりー小川 以後隔年毎に開催
平成18年 第九回 備前作陶展開催 於 東京赤坂・ぎゃらりー小川 師走 初窯
平成20年 第十回 備前作陶展開催 於 東京赤坂・ぎゃらりー小川
平成22年 第十一回 備前作陶展開催 於 東京赤坂・ぎゃらりー小川
平成24年 第十二回 備前作陶展開催 於 東京赤坂・ぎゃらりー小川
 
清水弥生 備前作陶展2012 in ぎゃらりー小川 を You Tube でご覧いただけます。
 

春の展示会 6人展 2014

□2014/03/03(月)~03/08(土)
11:00AM~7:00PM(最終日は5:00PMまで)
 
α工房の"薫風"こと鈴木 薫さんとその仲間たちによる
ジュエリーとアクセサリーなど、6人によるグループ展です。
 
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2014年(平成26年)3月3日~8日まで春の展示会 6人展2013が、ぎゃらりー小川にて開催されます。
 
α工房の"薫風"こと鈴木 薫さんとその仲間たちによるジュエリーとアクセサリーなど、6人によるグループ展です。
金・銀・プラチナなど多様な素材と、様々な宝石・貴石を使ったオリジナル作品のジュエリーは複数の作家がカジュアルからエレガンスまでをカバー。リフォーム相談も可です。
 
出品作家は前出の鈴木 薫さん、そして『ちりめん小物』の小池眞知子さん。『オリジナルジュエリー』は柏山節子さん。『彫金』の佐藤悦子さんに『ミネラルストーン』の三好郁子さんです。
もう、お一人は日本の貴重な伝統工芸品、幅1.5センチのアートともいえる『組紐』の塚田道代さん。
 
会場はジャパネスクコンテンポラリーとでも称すべき、上質な素材美と、モダンにアレンジされたデザインが調和した素敵で落ち着いた空間となることでしょう。
 
――■ 出品作家 ■――――――――――――――――――――――――――
小池眞知子   佐藤悦子   三好郁子
塚田道代     鈴木 薫   柏山節子
――――――――――――――――――――――――――■ 出品作家 ■――
 
春の展示会 6人展2012 in ぎゃらりー小川 を You Tube でご覧いただけます。
 

鳥と花と魚たち 第28回 水留良雄 うつわ展

□2014/02/24(月)~03/01(土)
11:30AM~8:00PM(最終日は5:00PMまで) 
 
今回でなんと28年目の第28回展となる【水留良雄 うつわ展】。サブタイトルは【鳥と花と魚たち】です。
 
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小鳥や魚、草花やフクロウ・猫・兎などをモチーフに自然の優しさ・大切さを、土の温もりと素朴さで表現した食器と花器の陶芸展です。
益子焼に魅せられ栃木県益子で学んだ水留さんの作品には、従来の益子焼のイメージをくつがえすに十分な驚きがあります。
ほっこりあたたか、ノスタルジックな釉調が魅力の日常の器から
匠を凝らして調度品としても存在感にあふれた力作まで、正に充実の内容です。
 
【水留良雄(みずとめ よしお) プロフィール】
 昭和24年 新潟県東蒲原郡津川町に生まれる
 同 49年 益子 秋山一夫氏に師事
 同 56年 栃木県那須郡烏山町にて独立
 同 57年 個展(烏山町 和紙会館)
 同 59年 個展(新潟 大和デパート)
 平成 4年 二人展(東京銀座 陶悦)
 同  6年 個展(新潟 羊画廊十回展)
 同  8年 個展(長岡市 ギャラリー紺十一回展)
 同 16年 個展(新潟 新発田市 ギャラリー栞三回展)
 同 17年 二人展(盛岡 かわとく壱番館キューブ店十一回展)
       個展(山形 よし埜画廊十一回展)
       個展(益子 ギャラリーもえぎ四回展)
 同 18年 個展(東京赤坂 ぎゃらりー小川二十回展)
 同 19年 個展(東京赤坂 ぎゃらりー小川二十一回展)
 同 20年 個展(東京赤坂 ぎゃらりー小川二十二回展)
 同 21年 個展(東京赤坂 ぎゃらりー小川二十三回展)
 同 22年 個展(東京赤坂 ぎゃらりー小川二十四回展)
 同 23年 個展(東京赤坂 ぎゃらりー小川二十五回展)
 同 24年 個展(東京赤坂 ぎゃらりー小川二十六回展)
 同 25年 個展(東京赤坂 ぎゃらりー小川二十七回展)
 
水留良雄 陶展2012 in ぎゃらりー小川 を You Tube でご覧いただけます。

 

おつつみ展~和布に遊ぶ~(常設展)

□2014/02/05(水)~02/21(金)*会期中日曜祝日休廊
11:00AM~8:00PM(最終日は5:00PMまで)
 
恒例の常設展となりました「おつつみ展」が開催されます。
 
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風呂敷の普及と風呂敷文化の復興に努める京都の老舗「宮井」と「前田染工」の風呂敷、花のお江戸の情緒・風流・心意気を巧みに映した、東京は谷中「いせ辰」の江戸千代紙文様の手ぬぐいなどが賑やかに並びます。
『くらしの和布』は「古風」にも「今風」にも見事にマッチするオシャレな素材です。日本人の心の底に流れる「和」のなごみとゆとりを、暮らしの中で思う存分お楽しみ下さい。
 

小佐野哲二・小佐野美紀『石と木の作品展』

□2014/01/23(木)~02/01(土) *26日(日曜日)休廊
11:00AM~7:00PM(最終日は5:00PMまで)
 
石の作家 小佐野哲二さんと、ウッドピクチャー作家 小佐野美紀さんの夫婦展です。
 
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哲二さんは1956年、山梨県勝山村(河口湖畔)生まれ。油絵を学んだ後、石のクラフトを志し、Art Directorの中村重樹 氏に師事。自らの工房を「石工房 磊造(らいぞう)」と命名し活動を始めました。
美紀さんは1957年福島県いわきの海岸の町に生まれ、1992年より木工芸作家 小嶋 伸 氏に師事。木の素材の持っている暖かさに引かれ、ウッドピクチャー作家として作品制作を行っています。 
 
作品内容は自然の石の灯りや花器、フクロウをモチーフにした置物とアクセサリー、そしてウッドピクチャーです。
 
まずご紹介したいのは石の作品はフクロウです。石は波により柔らかい姿になった真鶴や小田原の海岸の石ころ。そんな石達の中にふくろうの姿を見つけ出し、その石本来の姿を損なうことなしに、一羽一羽を丁寧に掘り出して完成させています。また、安倍川の丸みのある茶色の珍石『鉄丸石』のフクロウもあります。鉄丸石は別名『達磨石』といわれ、体の気が弱っている部分を活性化し、電磁波をシールドしてくれる効果も期待出来るとか。人類創世の遥か遠い昔に地球が造りだした石の神秘に、想いを馳せる瞬間です。
 
一転、石の灯りはモダンでスタイリッシュ。LED(発光ダイオード)を使ったコードレスタイプの小さなものから、月夜のふくろうと題され力作まで、光と影に変化ができて、とてもいいです。
プライベートな空間では、上方から光が降り注ぐより足下に灯りがあった方がリラックスできるとか。そんな足下ライトにいかがでしょう。
 
"石のある生活"を提案する小佐野哲二さんの作品群のなかで、錦上に花を添えるのは小佐野美紀さんのウッドピクチャー。流木の板材を背景にした、木彫りの子供やウサギの像は、ほのぼのとした懐かしさに満ちています。
 
石工房磊造 raizou 小佐野哲二・美紀 石と木の作品展 2012 in ぎゃらりー小川 を You Tube でご覧いただけます。
 

松田イメルダ 手編みアルパカ展

□2014/01/14(火)~01/20(月) *18日(土)と19日(日)は休廊
11:00AM~6:00PM
 
アンデスの宝であるアルパカ糸100%を使用した工芸品を日本の皆様にご紹介しようと、
松田イメルダさんがリマの自社手編み工房で創作した、セーター・カーディガン・ベストをその他の小物とともに展示販売します。
 
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松田イメルダさんの『イメルダ・コレクション』展。
祖国である南米ペルーが誇るアルパカ。このアンデスの宝とでもいうべき逸品を、第二の故郷である日本へ伝えたいという思いから、
アルパカ糸100%を使用したセーター・カーディガン・ベストなどをご紹介する作品展です。
 
イメルダさんがリマの自社手編み工房で、インカ時代から受け継がれる伝統手法を取り入れた手編みの技を駆使して創作したアルパカは
しっとりと肌に馴染みます。
丹念に柄合わせした丁寧な仕上げ、美しい色彩と上質な風合い、大胆で華やかな柄が織りなす一着は、
正にオリジナリティーあふれる作品であるとともに、心和む懐かしさに溢れています。
ペルー・クスコ地方の焼き物を使った可愛らしいボタンがお洒落に彩を添える手編み作品です。
 
アルパカの温もりと手編みの暖かさを是非お手に取ってご実感下さい。
松田イメルダ 手編みアルパカ展2013 in ぎゃらりー小川を You Tube でご覧いただけます。
 

吉田百合香 百合香工房手織り作品展

□2013/12/16(月)~12/21(土)
11:00AM~7:00PM(最終日は4:00PMまで)
 
千葉県印西市で手織り教室『百合香工房』を主宰する吉田百合香さんの工房展です。
 
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既に手織り歴が半世紀を優に超えるという主宰者の吉田百合香さんは東京生まれ。
女子美術大学 芸術学部 工芸科を卒業されました。その折に師事されたのが染織工芸家で、
民芸運動の創始者・柳 宗悦のおいに当たる柳 悦孝先生。当時は芹沢銈介先生も頻繁に同大学を訪れ、学生と親しく交わられたとか。
そんなキラ星のような先生方の薫陶を得られたことが、吉田さんをしてここまで織りに打ち込ませたのかもしれません。
 
ご自身曰く、機織りの原点は洋裁の得意だったお母様の影響と群馬県北軽井沢の自然の中での疎開体験とのこと。
その吉田さんに昨年、慶事がありました。
富士の国やまなし国文祭プレ企画「工芸公募展2012」に出展した「陽のあたる街」が奨励賞を受賞したのです。
「陽のあたる街」はビルの中からブラインドを通した街並みを織で表現した作品です。
▼富士の国やまなし国文祭プレ企画「工芸公募展2012」
 
テーマは『身にまとう』。
 
一色ずつ染め上げた糸を一本ずつ丹念に織り込んで行くという丁寧な手仕事から生まれた作品は着尺・タピストリー・ストール・マフラー・テーブルセンターからウェアまで様々。ひとつひとつ手で織った品は世界で一つしかないオリジナル作品です。
正に手織りの精髄を目に出来る作品展です。
吉田百合香さんの人と作品は店主ブログ「モノもの応援帳」にて詳しくご紹介中。ちょっとのぞいてみてください。
 
百合香工房(吉田百合香)手織り教室作品展2013 in ぎゃらりー小川を You Tube でご覧いただけます。

本谷眞智子 柿渋染め展 『太陽の贈り物』

□2013/12/09(月)~12/13(金)
11:00AM~7:00PM
 
本谷眞智子さんが山形県小国町の染工房どんぐりで
昔の染め方のままに柿渋・藍・草木で染めた染色展です。
 
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山形県小国町在住の染工房どんぐり 本谷眞智子さんの柿渋染め&むかし染めの個展です。
 
柿渋染めは太陽の贈り物とも呼ばれるほど太陽の光に何日もさらします。
 
何度も何度も染め付け作業を繰り返し、何日も何日も陽光にさらされることで、はじめて独特の深みのある色が生まれてくるのです。
そうして生まれる柿渋染めならではのやわらかく深く色合いはほんとうに魅力的です。
 
山形の柿渋は優しい色に染め上がります。
味わい深い布を使ったコート、ブラウス、スカート、ジャケット、ストール、帽子、タペストリー、のれん、その他小物類まで充実のラインナップです。
本谷眞智子さんの人と作品は店主ブログ「モノもの応援帳」にて詳しくご紹介中。ちょっとのぞいてみてください。
 
本谷眞智子 柿渋染め展2013 in ぎゃらりー小川を You Tube でご覧いただけます。