展示会スケジュール

吉田百合香 百合香工房手織り作品展2015

□2015/11/04(水)~11/07(土)
11:00AM~7:00PM(最終日は4:00PMまで)
 

千葉県印西市で手織り教室『百合香工房』を主宰する吉田百合香さんの工房展です。

『鶴の恩返し』で「つう」がトントンカラリと機織をするシーンを覚えていますか?
縦糸と横糸を丹念に組み合わせていく手織りの布は、まるで鶴の羽根を織り込んだかと思われるほど美しいもの。
そんな一色ずつ染め上げた糸を、一打ちごとに心を込めて丹念に織り込んでゆく手仕事の織物です。
タピストリー・ストール・マフラー・上衣・テーブルセンターなど様々な作品を展示即売いたします。

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既に手織り歴が半世紀を優に超えるという主宰者の吉田百合香さんは東京生まれ。
ご自身曰く、機織りの原点は洋裁の得意だったお母様の影響と群馬県北軽井沢の自然の中での疎開体験とのことです。
女子美術大学 芸術学部 工芸科を卒業されました。その折に師事されたのが染織工芸家で、民芸運動の創始者・柳 宗悦のおいに当たる柳 悦孝先生。当時は芹沢銈介先生も頻繁に同大学を訪れ、学生と親しく交わられたとか。
そんなキラ星のような先生方の薫陶を得られたことが、吉田さんをしてここまで織りに打ち込ませたのかもしれません。 

今回の作品展のテーマは・・・

・.○ 。・ ――――――――――――――――――
    織りたいものを    織りました
    創りたいものを    創りました
――――――――――――――――――――――――――― ・.○ 。・ 

一色ずつ染め上げた糸を一本ずつ丹念に織り込んで行くという丁寧な手仕事から生まれた作品は着尺・タピストリー・ストール・マフラー・テーブルセンターからウェアまで様々。ひとつひとつ手で織った品は世界で一つしかないオリジナル作品です。
正に手織りの精髄を目に出来る作品展。この機会に是非ご来廊ください。
吉田百合香さんの人と作品は店主ブログ「モノもの応援帳」にて詳しくご紹介中。ちょっとのぞいてみてください。
 
百合香工房(吉田百合香)手織り教室作品展2013 in ぎゃらりー小川を You Tube でご覧いただけます。

清水 久 作陶展

□2015/10/26(月)~10/31(土)会期中無休
 午前11時30分~午後7時(最終日は午後5時まで)

【生活を豊かにする器】をコンセプトに京都岩倉に窯を構える陶芸家 清水 久さんの久々の個展です。
清水 久(きよみず ひさし)さんは彫刻家 清水礼四郎を父に、陶芸家五代 清水六兵衛の孫として生まれ
世界的前衛作家である八木一夫 氏の弟子となりました。
200年を超える歴史をもつ清水焼(きよみずやき)の伝統から乖離することなく今のライフスタイルに合った器の数々を制作しています。

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京都・岩倉の地で、食器や花器を中心とした作陶活動を続ける清水 久さんの作品展。当ギャラリーでは2012年12月以来となる個展です。

清水さんは江戸時代より連綿と続く京焼の名家『清水六兵衛』家の分家筋にあたるというバックボーンを持ちながらも、陶芸の世界に新たな造形分野を切り開いた作家、八木一夫 (1918-1979)に師事。伝統とモダンのせめぎ合いのなかで独自の陶境(スタイル)を築き上げてきた陶芸家です。伝統に根ざし、新しい意匠に創意をこらして出来た作品の数々には、類稀な個性に出会う喜びがあります。

【 略 歴 】
1972年 京都市立工業試験場陶磁器科専修科卒業
1972年 京都府立陶工訓練校成形科卒業
1972年 陶芸家八木一夫氏に師事
1975年 独立し、自宅にて制作を開始
1984年 朝日現代クラフト展入選
     京都現代クラフトコンクール入選
1985年 京都現代クラフトコンクール入選
1986年 第1回京都クラフトコンペインターナショナル入選
1987年 工芸都市高岡'87クラフトコンペ奨励賞
1988年 '88朝日現代クラフト展入選
     工芸都市高岡'88クラフトコンペ
1989年 工芸都市高岡'89クラフトコンペ
1997年 岩倉の自宅にギャラリー○△□をオープン
1997年 東京銀座松屋にて個展

東京、京都など各地にて個展・ジョイント展

秋の手しごと三人展

□2015/10/19(月)~10/23(金)
11:30AM~7:00PM (最終日6:00PMまで)

――■ 出品作家 ■―――――――――――――
シルク創作服 : アトリエきゃら 風見靖子 
      ガラス&布雑貨 : 近藤佳志子
         彫  金 : 上原由美子 
―――――――――――――■ 出品作家 ■――

彫金は上原由美子さん、シルク創作服は「アトリエきゃら」の風見靖子さん、ガラス&布雑貨は近藤佳志子さん、
お三方の作品は共に身に着ける人を美しく輝かせることでしょう。

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上原さんの仕事は、一般に『彫金』と呼ばれるなかでも鋳金(ロストワックス製法)にあたります。
素材となる金属は金(K18)と銀(925)。リング・ブローチ・ペンダント・イヤリング、天然石を使ったものもあります。
また、オーダーやリフォームも可能。
作品は原型となるワックスが可塑性に富んだものだけに、全体にソフトな仕上がりですが、
素材の質感を大事にしているだけに、大変に存在感があります。

さりげないようでいて、その実、細かいところまで気を配った上原さんの仕事は、身に着けた方を美しく輝かせ、
とてもお洒落な印象を与えてくれることでしょう。


次に「アトリエきゃら」風見靖子さんは国際野蚕学会会員の絹デザイナー。絹の創作服の素材は心と体に優しいワイルドシルクです。
いろいろなコーディネートが可能で、オールシーズン様々は着こなしを愉しむことが出来ます。
肌にスッとなじんでいくような柔らかい着心地の良さと優れた機能性(保温・保湿・抗菌・防紫外線)に富んだワイルドシルク(野蚕絹)は家でも洗えるエコ素材です。


そして今回、初のお目見えのガラス&布雑貨の近藤佳志子さん。ステンドグラスの技法を使ったインテリアはオシャレな調度品として楽しめます。 手しごとの逸品の数々をどうぞお楽しみ下さい。

第23回 押し花作品展 増山洋子先生とパインの会

□2015/10/13(火)~10/17(土)
11:00AM~6:00PM(最終日は4:00PMまで)

――――■ 出品作家 ■――――――――――――――――――――――――――
   増山洋子  稲垣ゆう子  老川美佐子  北爪よし子  小林智子

    柴田弓子  鶴岡和子  戸田陽子  古岡杏悠  渡井久代
――――――――――――――――――――――――――■ 出品作家 ■――――

美しい自然の色が残せる押し花は自然の恵みをそのままに
より美しく華やかに花に第二の命を与えます

見る人に憧れと安らぎをもたらすのが押し花作品
だから自然が好き 押し花が好き

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第23回パインの会押花作品展が、ぎゃらりー小川にて2015年10月13日から17日まで開かれます。ヴォーグ学園、増山洋子教室から出発した仲間たちのグループ展です。

増山先生は千葉市在住。1986年より押し花を始め、現在、ふしぎな花倶楽部指導理事。果物や野菜、蘭など難しい押し花を得意としている著名な押し花作家です。

近年の押し花技術は、目をみはるほど素晴らしい進歩を遂げています。乾燥技術や保存技術はもちろん、押し花を作るための道具についても格段に進みました。化学の力を応用し、押し花の持つ美しさを追求した作品は、様々な表現方法を可能とし、
絵画の域にも達する芸術性の高いものとなっています。それらの作品から、移ろう季節の息吹をお感じ頂ければ幸いです。

また会期中はいつでも押し花体験が出来ます。ハガキなら1枚目は無料。押し花を手軽に楽しみつつ自分だけのオリジナルが作れるチャンスです。是非お越し下さい。 

備前焼 清水政幸 作陶展

□2015/10/05(月)~10/10(土)会期中無休
 午前11時~午後7時(最終日は午後3時まで)
 
釉薬を一切使わず薪の炎だけによって堅く焼き締められた土肌の【窯変】には、一つとして同じものがありません。
炎の芸術【備前焼】作家の清水 政幸(しみず まさゆき)先生の個展です。
酒器を中心に向付、皿鉢など「手にとってお楽しみいただける備前焼」が並びます。
 
今回は特に岡山県津山市の勝間田という場所の土を使った作品が注目されます。
勝間田(かつまだ)の土独特の黒い光沢のある土肌からは、備前焼の代名詞とも言える、
緋襷(ひだすき)や胡麻(ごま)、 牡丹餅(ぼたもち)、桟切り(さんぎり)とは違う造化の妙を堪能できます。
 
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このたびの作品は、いままでの下り松土と、黒手になる勝間田土で制作されたものが中心です。
徳利、ぐい呑、湯呑、壺など勝間田土のジワリとした土の表情を是非ご高覧ください。 
また比較的お手ごろな価格の向付なども展示されて使って楽しむ作品が目を引きます。
清水さんのファンならずともぜひご覧になっていただきたい個展です。
 
清水政幸さんと弥生さんのホームページも、どうぞのぞいてみてください。
 
【 陶  歴 】
 昭和18年 横浜市戸塚区笠間街に生まれる。
 昭和42年 備前焼独特の「土」の魅力にひかれ、森 陶岳の門を敲く。
 昭和50年 備前長船の土師(はじ)に、半地下式窖窯を築窯する。(以後年2回焼成)
 昭和53年 昭和53年4月3日開窯の師・森 陶岳の「相生大窯」(全長50メートル)の仕事に参加。
 昭和56年 新しく窖窯を築窯。(年2回焼成。平成17年まで。)
 昭和58年 1月 東京・南青山グリーンギャラリーにて備前作陶展開催。(以後し、昭和60・62・63年に開催。)
      6月 第17回備前陶心会展にて「山陽新聞社賞」受賞。
 昭和61年 4月 天満屋にて作陶展。
 昭和62年 8月 日本伝統工芸展入選。茶の湯の造形展入選。
 平成 3年 ぎゃらりいおくむらにて作陶展開催。(以後隔年~開催)
 平成 4年 東京新宿・小田急百貨店にて作陶展開催。(以後隔年~開催)
 平成 5年 1月 第24回備前陶心会展にて「山陽新聞社賞」受賞。
 平成 6年 3月 森 陶岳師の「寒風大窯」に参画。(全長53メートル・焼成期間60日)
      日清めん鉢大賞展入選。ビアマグランカイ入選。
 平成15年 4月 森 陶岳師の新大窯に参画。(全長90メートル)
 平成18年 7月 窖窯を新しく築窯。
      12月 初窯出し。
 平成23年 6月 東京日本橋三越本店にて作陶展開催。
 平成24年 3月 岡山天満屋葦川会館にて森 陶岳大窯一門展開催。
 
 陶友会会員、陶心会会員。
 
* * * * * * * 作家全日在廊 * * * * * * *
 

手作り5人展 秋

□2015/09/28(月)~10/03(土)
11:00~19:00(最終日は5:00PMまで)

創作レザーアクセサリー作家 小島厚子さんを中心に、工房「猫と一緒」の太田曜子さん、陶芸の新谷 健さん、「ひたき工房」さん、手織りの宮田純子さんが集まった「手作り5人展」。多彩で多様な手仕事の粋が満喫出来ます。

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 工房「猫と一緒」の太田曜子さんは「思わず笑ってしまう」をテーマに、様々な粘土を使った造形作品を作る粘土作家です。創作モチーフは「猫」。

石粉粘土・樹脂粘土・木の粘土など幾種類もの粘土を使い分けて作られるのは、招き猫はもちろんのこと、アクセサリー・インテリア・ランプ・時計など様々ですが、それらはすべて手びねりの一点もの。
キャリア20年の手技が作り出す猫たちからは、見れば見る程、元気をもらえます。今回は新作のカレンダーを携えて、長崎県大村市からの出品です。

夢野頓坊農場窯の新谷 健さんの陶芸作品は「焼締め」という技法のものと「釉薬」をかけた「釉もの」です。
夢野頓坊農場窯はキャベツ畑にかこまれた神奈川県三浦市の山の中にあります。「穴窯」という奈良時代から続く原始的な形態の窯で、松の薪を5~6昼夜焚き続けます。作品は全て手轆轤により作られ、今では貴重となった手仕事の世界を次の世代に伝えるメルクマークともいえる味わいある真作です。

『ひたき工房』さんは真っ白い器をキャンバスにして、一つ一つ花や動物たち描くポーセリンアーティスト。金線引きという器の口縁などに金を細く縁取りするお仕事をしてきた一級陶磁器絵付け技能士です。
三重県いなべ市よりの参加となります。

手織り布の服と小物は宮田純子さんは神奈川県大和市在住。
糸や古布などで布を織り、服などに仕立てるまでをすべて一人で行う一点ものの作品です。古い着物が新しいものに生まれ変わる見事な手技の仕事です。

小島さんの作品の特徴は彫金の経験から皮革を金属のように仕上げていること。お母様の­趣味のレザークラフト、お父様の趣味の油絵、自らの彫金の技術を合体させて独自の作風­を確立した創作レザーアートです。デザインはユニークで面白く、そして楽しい。実用的­には超軽量。長く使うほどに独特の艶が出てきます。


――■ 出品作家 ■―――――――――――――
粘土で作る可愛い猫  / 工房「猫と一緒」太田曜子
     穴窯陶芸  / 夢野頓坊農場窯 新谷 健
 ポーセリンアート  / 「ひたき工房」
手織り布の服と小物  / 宮田純子
 皮革アクセサリー  / 「創作レザーアクセサリーWELL」小島厚子
―――――――――――――■ 出品作家 ■――

宇田川雅章 作陶展

□2015/09/14(月)~09/19(土)
12:00AM~7:00PM(最終日は5:00PMまで)
 
宇田川雅章さんは超絶技巧『切り込み』を考案し独自の陶境を切り開きながら、新しい意匠に創意をこらし挑戦をし続ける東京都世田谷区在住の陶芸家です。
今回は横浜市在住の洋画家 宮越 薫(ミヤコシ カオル)さんが油彩画を賛助出品しています。
 
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宇田川さんは東京生まれ。駒澤大学経済学部を卒業して、笠間にて修業。1981年に都­内にて独立され、数々の公募展・陶芸展に入選・入賞を重ねる実力派です。

得意とするところは「切り込み」。宇田川さんのオリジナルであり、玄人の陶芸家をもう­ならせるほどの超絶技巧です。
その水際立って正確で慎重な手腕から生まれてくる作品は、表現の精緻さが明快さと矛盾­せず、形態の引き締まった美しさが気品を高めています。

また粉引・黄瀬戸・三島手・焼き締めなど、陶芸の多様で多彩な技法を駆使した器も制作されています。
宇田川雅章さんの人と作品は店主ブログ「モノもの応援帳」でご紹介中。どうぞのぞいてみてください。

【 陶 歴 】
1954年 東京に生まれる
1977年 駒澤大学経済学部卒業
1978年 茨城県笠間にて修業
1981年 東京世田谷に窯を築く
1998年 カナダ・ケベックにて作品発表
1998年 陶芸ギャラリー 松羽陶房オープン
2005年 アメリカ・テキサス Sunrise Pottery にて陶芸家 Doug Oian 氏と交流

日本画府展 埼玉陶芸展 日本陶芸展 日本新工芸展
日本伝統工芸展
伝統工芸新作展 新綜工芸会展 益子陶芸展 明日への茶道美術展
日清めん鉢大賞展等 入選・入賞 個展・グループ展多数
現在 新綜工芸会会員 委員

【 宮 越  薫 kaoru miyakoshi  略   歴 】
横浜市招待新人の美術
新鋭作家展(相鉄ギャラリー)
国際美術展(ユネスコ共催)
スウェーデン交流展(京都美術館)
日本の反戦展(丸木美術館)
現代美術交流展(パリ)
2012明日の巨匠展(パリ ルーブル美術館)
イワサキミュージアム企画個展他

宇田川雅章 作陶展 2012 in ぎゃらりー小川 を You Tube でご覧いただけます。

絵と書 ・ 陶 ふたり展

□2015/09/07(月)~09/12(土)
11:00AM~7:30PM(最終日は5:30PMまで)
 
――■ 出品作家 ■――――――――――――― 
            絵と書 : 田村 英巳  
            焼き物 : 渡辺和比古 
―――――――――――――■ 出品作家 ■――
 
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共に古典に対する造詣が深く、古格を偲ぶその姿勢が作品を雅致深くしています。
 
田村さんは、ついこのあいだまで高校の書道の先生でした。
書を大学で学んだのち、渡辺­鍔空先生の薫陶を受け、絵と書の道を歩んでおられます。
絵には黒や褐色を主調とした、­風格ある重量感があり、明と暗、光と影が、幽玄で象徴的な世界を創り上げています。
 
さて、彩りを持たないながらも千変万化する墨の色に魅了されるのが書。
語りかけてくる­様な言葉を感じさせる字、薄墨で優しい字、飛び出して来るような元気の良い字。
この言­葉を、この字で書いてみたいという作者の情熱が伝わる、力のこもった作品が並びました­。
 
渡辺さんは埼玉県熊谷市に生まれ、日本画家にして陶芸家である父君、鍔空先生に師事さ­れました。
窯は登り窯で、時には染色やステンドグラス制作も手掛けるという多彩さも持­ち合わせています。
また多くの方が轆轤を廻しに通って来られるという「扉工房」の主宰でもあります。
 
作品は伝統に根ざし、あるいは新しい意匠に創意をこらし、一個の湯呑に、一枚の皿に心­を砕いた逸品揃いです。
風情豊かにして心が彩られる思いの作品が数々並びました。
 
渡辺和比古さんの人と作品は店主ブログ【モノもの応援帳】にて詳しくご紹介中。どうぞのぞいてみてください。
 
渡辺和比古・田村英巳 ふたり展 ━ 絵と書、陶 ━ 2012 in ぎゃらりー小川 を You Tube でご覧いただけます。
 

前田和子&無一窯 鈴木幹雄・孫枝【青と白の器展】

□2015/08/18(火)~08/28(金)日曜日はお休みです
11:30~19:30 
 
三重県伊勢の花野窯 前田和子と会津無一窯 鈴木幹雄・孫枝夫妻による染付と色絵の磁器による食器と花入の作品展です。 

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まずは花野窯、前田和子さんからご紹介。
三重県伊勢に生まれた和子さんは、愛知県瀬戸で修業し1988年に同地で独立。途中から実家のある伊勢に窯を移転し
染付一筋に励んでこられました。
テーマは山野草。繊細で淡い色香の漂うような風情は、非凡な描技あってのこと。移ろう季節と向かい合うなかで作られた器からは、
青と白を超えた豊かな彩りの世界が感じられます。
 
前田和子さんの人と作品は店主ブログ「モノもの応援帳」にて詳しくご紹介中。ちょっとのぞいてみてください。
 
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一方は雪深い北会津で、白磁三昧のものづくりに打ち込む鈴木幹雄・孫枝さんご夫妻。
ふたりの仕事は、ご主人が器胎を作り、絵付けは奥さんがもっぱらに。ぽってりとしたあたたかみある生地と
ガッツあふれる元気な手描が魅力です。
 
鈴木孫枝さんの絵のモティーフは実にバラエティー豊か。 山野草もあれば、洋花・観葉植物もあり、パイナップル・マンゴーといった果物から、色々な野菜、果てはホッキ貝まで描きます。類稀な個性に出会う喜びが待つ作品展です。
 
会津無一窯 鈴木幹雄・孫枝ご夫妻の人と作品は店主ブログ「モノもの応援帳」にて詳しくご紹介中。ちょっとのぞいてみてください。
  
前田和子・無一窯(鈴木幹雄・鈴木孫枝)器展 in ぎゃらりー小川 2011を You Tube でご覧いただけます。
 

桃崎陶房 桃崎孝美 青瓷展

□2015/06/08(月)~13(土)
11:00a.m.~7:00p.m.(最終日は3:00p.m.まで)

中国の古典に学び、試行錯誤を繰り返しつつ自分なりの作品づくりに心を砕くなか、数々の工芸展で入選・入賞を重ねてきた桃崎さんが、窯の火を燃やし続けながら、絶え間なく求めた「澄み切った空の色(天青)」に心を動かされない焼き物好きはいないはずです。「青瓷(せいじ)」に取り組んで約30年。の桃崎孝美さん(熊本県阿蘇郡西原村在住)の陶芸展です。

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佐賀県有田での修行中に、青瓷に魅了された桃崎さんは「青瓷(せいじ)」に取り組んで約30年。
中国の古典に学び、試行錯誤を繰り返しつつ自分なりの作品づくりに心を砕くなか、数々の工芸展で入選・入賞を重ねてきました。

それでも「青瓷」は、表面の微小なピンホールすらも傷とみなされる繊細な焼き物だけに、日々精進を続ける毎日とのことです。
青瓷特有の形のシンプルさ、色合いの奥深さは、作家の個性を際立たせる要所です。
この機会にぜひ会場へ足をお運び頂き、絹のような質感と深みを帯びた水色の素晴らしさを肌で感じて下さい。
桃崎さんが窯の火を燃やし続けながら、絶え間なく求めた「澄み切った空の色(天青)」に
心を動かされない焼き物好きはいないはずです。

今回は食器のほかに中国宋時代に誕生した名品へのオマージュともいうべき香炉・瓶・壷なども並びます。

【 略 歴 】
1981年 佐賀県有田町で陶芸修行 福田英明氏に師事
1986年 西部工芸展・九州山口陶磁器展・西日本陶芸美術展にいずれも初入選
1989年 阿蘇郡西原村に築窯
1991年 西部工芸展 熊本県知事賞受賞
     九州山口陶磁展 毎日新聞社賞受賞
1993年 日本伝統工芸展 入選
1999年 訪中(南宋官窯・竜泉大窯・建窯・景徳鎮の古窯址を歴訪)
2001年 日本陶芸展 入選
     訪中(吉州窯・耀州窯・汝窯・鈞窯の古窯址を歴訪)
2003年 日本陶芸展 入選
2007年 日本伝統工芸展 入選
2008年 西日本陶芸美術展 奨励賞受賞
2009年 第3回菊池ビエンナーレ 入選
2011年 日本陶芸展 入選
2013年 日本陶芸展 入選
2015年 日本陶芸展 入選

* * * * * * * 作家全日在廊 * * * * * * *

桃崎陶房 桃崎孝美 青瓷展 2013 in ぎゃらりー小川 を You Tube でご覧いただけます。